こんにちは、株もっちーです。
アッパーマス層の定義
このブログを読まれる方ならば、一度は目にしたことがあるかとは思いますが、野村総研(NRI)の調査で、富裕層についての日本では有名な定義があります。
この図ですね。
私の3月末の資産は2800万円を超えてきて、3000万円が見えてきています。
さて、我が家はアッパーマス層になれたのか?
(別の定義では、マスアフルエント層*1なんて定義もあるみたいです)
残念ながらまだアッパーマス層ではないのです
なぜなら、私は住宅ローンを抱えているから。戸建て持ち家(建物と土地)の住宅ローンです。
現在の負債残高は2500万円を超えています。
資産は順調に増えているものの、負債を考慮した純資産はたったの200-300万円です。
ひどいものでしょう。
上の図にもちゃんと書いてあります。
図1:「純金融資産保有額」の階層別にみた、、、
とあり、「純金融資産保有額」の定義がGoogleで検索するとトップに以下が表示されます。
なお「純金融資産保有額」は、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から負債を差し引いたものを指す。
というわけです。
そうしますと、私はマス層の下層に位置づけているくらいです。
ちなみに、去年までは純資産マイナスでしたので、2019年の時点ではどこにいたのか?
マス層に入っているのか、という疑問が湧いてきました。
純資産がマイナスとは何なのか?
マス層の底辺なのか、そもそもマス層でもないのか。
少し検証してみましょう。
先のNRIのピラミッドの世帯数合計は、5402.3万世帯です。
以下から、日本の2019年の世帯数は、5852.7万世帯、となります。
5852.7 - 5402.3 = 450.4
1割近くの差分。統計の誤差にしては大きすぎですよね。
このNRIのピラミッドに出てこない約450万世帯が、純資産マイナスの世帯と仮定します。
となると実はピラミッドの下に、表現できない隠れた層がある、ということになります。
マイナス層?
ゼロ以下層?
ピラミッドを支える地下層?
カイジの地下王国が連想されます。
イメージしやすいので、地下層としましょう。
先程のピラミッドは、こうなります。
ピラミッドの枠外の地下に潜む10%の住人でした
俺はカイジとは違う、真面目に働いているし、ギャンブルなんてしてない、しているのはインデックス投資を基軸にしたまっとうな資産運用だけなんです、なんて言っても無駄なんですよ。
数字で明確に定義されると言い逃れようはありません。 平均収入よりは高い給与をもらっているので、中の上らいの人間だと思っていたのですが、 金融資産で見れば定義にすら含まれないわずか10%の底辺以下に分類される人間だったのです。
純資産がマイナスの世帯(人間)を、カウントしてピラミッドに入れることはどう考えても不可能なのです。
自分がこのピラミッドの一部に入っていると思っていたなんて、ましてやアッパーマス層にいるかもだなんて、おこがましい考えでした。
なぜならば、資産を持っていない世帯をどれだけ寄せ集めても、その合計の純資産がゼロ以下だから。
0 + 0 = 0
0 + 0 + 0 = 0
450万世帯集まったって、
0 × 450万 = 0
ゼロです。
「マーケットの分類」では表現のしようがないのです。
カイジの話に飛びますが、心に刺さる言葉に、こんなものがあります。
マンガ読まない方、もう少し全体像を見たい方は、以下のリンクがよくまとまっていて良いと思います。
金がものを言う資本主義という世界はまさにこれです。恐ろしいでしょ。
私も株式市場が少し後退すればまた純資産マイナスに突入し、地下層に逆戻りです。
まあ、それで今の生活が変わることは無いので、それに気づかない人も多いと思います。
既に住宅ローンを組んでしまって私と同じ境遇の方、 これから住宅ローンを組んでマイホームを手に入れようとされている方、 富裕層に近づきたければ、資本主義のルールを理解し、まずはピラミッドに入ることを考えましょう。
私がいつの間にかそうなったように、地下王国は思ったよりも身近にあります。
そして住宅ローンなどの負債、つまり借金が、労働者を労働に縛り付け、経済的自由を実現可能な資本家への歩みを遅らせるのです。
地下層にいらっしゃる皆様は、私とともに勝って地上に出ましょう。
そして、さらに上の層を目指すのもいいでしょう。
私は、地下層に戻らない程度に経済的自由が満足できる人生を送れるような策を練っていきたいと思います。
(一応お断り。世帯数の総計や赤枠を追加したピラミッドは、異なる出典のものを私が勝手に妄想して紐つけてブログ記事にしている可能性が高いので、ご自分で検証されることをおすすめします。)
参考記事
資産ポートフォリオのカテゴリーで金融資産の額を記録しています。
参考にされたい方は、チェックしてみてください。 億り人になったら、安全のために非公開化にする予定です。