こんにちは、株もっちーです。
金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。
要するに読書感想文的な活動ですね。
読んだ本:経済数学の直感的方法 マクロ経済学編、長沼伸一郎
経済学部からのSOSにより生まれた本
だそうです。
そもそも経済数学というもの自体が、物理や天体力学の世界で成功した数学技法で使えそうなものを寄せ集めて作られた、という性格をもっており、そのため全体を見ても、雑多で無味乾燥なツールがバラバラに並んでいるだけで、何か明確なストーリーが見えてこないのである。
という状況に対して、全体のストーリーを直感的に理解することを目的としているらしい。
なかなか、期待できますね。
と思って、読み始めましたが、
中級編までにしときました
なんだか文章が長々としていて読むのが辛かったです。
こういう理論があるということがわかったような気がします。
2016年に出版の本なので、もう今は違うものがあるのかもしれません。
ケインズ経済学
以下で出てくる二大難解理論以前のお話だそうです。
IS-LM曲線というなんか見たことあるようなグラフが出てきました。
二大難解理論
マクロ経済学の「動的マクロ均衡理論」
現代日本にとっての動的マクロ経済学を学ぶ意味
まずこの動的理論を使うと、応用という面では、景気循環や将来のインフレ期待などでダイナミックに変動する景気環境のもとで、そのサイクルに合わせる形で経済政策を立案したり投資効率を最大化するなど、それまでの静的な理論ではできなかった問題を扱うことができるようになる。特にいわゆる「インフレ・ターゲット論」など。(略) 現在の国際社会では経済戦争の主力は「モノを作って売る」能力の強化よりも、むしろ「経済ルールを自側に都合のよいように制定して、資本や情報の流れを自側に有利なコースに誘導する」ことこそがメインとなっており、そのため経済学も後者の主導権を握るための武器としての意義が強くなってきている。
だそうです。日本ではこの理論に世代的なブランクが有るということも書かれていました。
日本に有利な経済政策って何なんでしょうかね。今の円安が先を見据えたものなのか、他国に有利なようにやられている展開なのか、興味が出てきました。
「動的均衡理論」というのは、「フェルマーの原理」に基づいているそうです。
「フェルマーの原理」
光はその通過時間が最小になるような経路を選んで通る。
というもので、屈折や反射など光の経路を説明する事ができる原理となっています。
これが、経済学的にはこんなふうに言われているみたいですね。
「企業や家計の消費(投資)行動は無数のパスを通るが、現実に実現されるのは何々を最小化(あるいは最大化)するようなパスを通る行動である」
これで、需要と供給の均衡点とかそういうのも説明できるということなんでしょうね。なんとなくイメージは分かりました。
ラグランジアンとか、クロソイドなどの言葉も出てきて理系の私としては、経済学にも少し親近感が出てきました。
金融工学の「ブラック・ショールズ理論」
ちょっとよくわかりませんでした。
この本を読むための基礎知識が足りてないですね。
Wikipediaのブラック・ショールズ方程式を流し読みしてみました。
ちょっと理解する気力すら起きませんでした。
本書との対比も難しく、まだ私では読み解くことは不可能と判断しました。
経済学部の学生なら読めるんですかね。
まとめ
ブルーバックスの新書って、こんなものでしたかね。
頭の吸収力が弱くなっているような感じもしました。
興味がある方は、ぜひ読んでみてください。