読書OUTPUT:世界の地政学がざっくり分かる3冊|エネルギー、テクノロジー、覇権はどこに

こんにちは、株もっちーです。

水曜日は、自由に色々記載していこうと思います。

読書OUTPUTっぽい、銘柄チェックのような、自由テーマの記載になります。

気づいたら似たような地政学の本を読んでいました

最近、世界の動向に興味があるのかもしれません。まあ、私が興味を持ったところで何も変わらないわけですが、普通の面白いです。

3選というか、3冊読みましたってことですけどね。

新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突, ダニエル・ヤーギン (著), 黒輪 篤嗣 (翻訳)

アメリカ、中国、ロシア、中東のエネルギーに関する歴史が色々書かれています。各章がちょっと長めなので、読むのに少し忍耐力が要ります。

シェール革命が資源地図や国家の関係を大きく変化させてきたんだなということが、それぞれの視点で読めて面白いです。

ウクライナの位置づけもよくわかります。

テクノロジー地政学 シリコンバレー vs 中国、新時代の覇者たち, シバタナオキ (著), 吉川欣也 (著)

これが基本見開きで完結するので、読みやすさは一番です。

ハイテク関係の中国の躍進を感じます。数年前は、日本人が中国人技術者を使うって感じでしたが、立場は逆転しつつあると実感します。

Numbers Don't Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!, バーツラフ・シュミル (著), 栗木 さつき (翻訳), 熊谷 千寿 (翻訳)

こちらは短編集みたいな感じ。これもまた読みやすいけど、ちょっと中身は薄い感じ。

気づいたこと

どの本でも、自動車産業というかモビリティがこれから変革する

ということに結構なページを割いて触れていました。真面目な話、産業の規模からしてもそう言わざるを得ないですよね。

電気自動車の電池にエネルギーを蓄電するというテスラのエコシステム構想は、近いうちに実現するような気もします。

ただ、車1台の電力ではどうしようもない気もします。

家とかも電池化して再生可能エネルギーの発電できない時間や、エネルギー資源高騰へのクッション化をしていくんでしょうか。

日本に住むなら、エネルギーを使わない生活を意識していったほうが良いかもしれません。

人口動態としては、インドがもうすぐ世界一の人口を抱える国になるようです。

中国がダントツだと思っていたんですけど、それももう昔の話になるんですね。

Numbers Don't Lie に学者さんの本音が見えた気がする

こんな段落が書かれていて、あーこの人は結局これが言いたいんだなと感じましたので、紹介します。

特にうっとうしい(もうやめるべきだとわかっているのにあいもかわらず続けているものの)例を2つ挙げるとすれば、サマータイム制と航空機の搭乗方法だ。まずは、サマータイム制。いったいなぜ、わたしたちは半年おきにサマータイムに従わなければならないのだろう?実際のところ、それでなにかが節約できるわけでもないのに(省エネになるという触れ込みではあるが)。そしてもう1つが、航空機の搭乗方法だ。民間の旅客機の搭乗にかかる時間は、1970年代から年々延びている。いまの効率の悪い方法よりも速く搭乗できる方法がいくらでもあるというのに、なんの手も打たれていないのだ。

まあ、肝心の搭乗時間の1970年代からの推移の情報もないのでどれくらい長くなったのかはわからず。自分の感覚だと搭乗時間はそんなに変わっていないような気もします。私自身は、Covid-19騒ぎ以来、海外出張はおろか飛行機を使うような日本国内出張も行った記憶がないので、搭乗時間めっちゃ長いのかもしれませんね。アメリカ入国審査が一番待ち時間が長かった(迎えに来てくれた現地スタッフをだいぶ待たせてしまった記憶があります)かもしれないけど。

行動したこと

特にありません。資源国に移住してのんびり暮らしたいなと、思いました。

まとめ

ニュースを追っているだけでは、時系列の変化はなかなかつかめないなと思いました。 煽るようなタイトルが多いですからね、というかそうやって多く読んでもらうのがメディアの仕事になっちゃってるんでしょうね。

やはり、知識のアップデートは本などの長めのお話で、まとめて把握するのが簡単でいいと思います。