感想OUTPUT:RE:THINK:答えは過去にある を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:RE:THINK(リ・シンク):答えは過去にある 単行本(ソフトカバー), スティーヴン プール (著), 佐藤 桂 (翻訳)

Rethink: The Surprising History of New Ideas, Steven Poole

気づいたこと

また出ましたストア派のストイック

セネカというか哲学書かと思うような内容です。

記録として写経しておきます。ストア派の記述を写経するのが私の修行の一環になりつつあります。

"ストイック"ということばは日々の会話でも使われており、我慢強く、抑制がきき、弱音を吐かず、さらには<スター・トレック>のミスター・スポックのように感情を持たない状態を意味している。だが、古代のストア主義はもっと陽気だった。少なくとも、陽気であろうとしていた。ストア主義の活動はキティオンのゼノンによってアテネではじまり、のちにエピクテトスローマ皇帝マルクス・アウレリウスといった偉大な著述家を生み出した。中心となる考察を最もうまく言い表しているのは、エピクテトスのこのことばだと考えられている。「人を不安にさせるのはものごとではなく、ものごとについてのとらえ方である」。つまり、自分に起こったことは変えられないが、それについて自分が思うことは変えられる。よってそれについて感じることも変えられる、というのである。

このあと、ピュロンのエポケー、「汎心論」なんかに話が広がります。哲学書ですね。

「こんまりメソッド」

なんか聞いたことはあったのですが、特に具体的なことは知りませんでした。

靴下のたたみ方について触れられていたので、ちょっと調べてみました。

ゴムのところでまとめてしまうと、ストレスが掛かってしまうから、単に3つ折りにするとか、なんか色々あるようです。

まあ、たしかにそういう面はあるかもしれないけど、片方ないという事態が結構発生するので、まとめちゃいますね。残念ながら。

子供の靴下なんかは、ゴムが伸びるより穴が空くほうが早いですし。

そういうことじゃないですね。

「汎心論」の話題で、モノですら知的なものとして扱うという哲学的な話として引き合いに出されたのでした。

「経済的自由と社会配当(ベーシックインカム)」

今日、多くの人々に共感を呼んでいるヘルベルト・マルクーゼのことばが、『一次元的人間』に書かれている。「経済的自由とは、経済からの自由ーー経済的な力や関係のコントロールからの、そして日々の生存競争からの、生計を立てることからの自由を意味する」

これを達成するには、社会配当(ベーシックインカム, UBI: Universal Basic Income)を導入すれば良いという話が延々とされていきます。

UBIの話をするとき、一般にどのような反対意見が出されるのかと尋ねた。「みんな何もしなくなってしまう!」ですね、とクネンは言う。「それはよくありますね」ジェイコブソンはうなずく、さらにクネンは、「だけどそうなったら、『あなたはどうするのですか、ただテレビを観たりするだけ?』と尋ねると、『まさか!でも他のみんなはそうするよ』と答えるんです」

「わたしたちが労働市場と呼ぶものは、実際には市場ではありません」ジェイコブソンは言う。「労働を提供している人々は強制的に働かされ、働かないと飢えてしまいます。それはほんとうの自由市場ではありません」

まあそうかもしれませんね。別に働かなくても生きて行ける状態で、それでも魅力的で働きたいと思う仕事を皆がしているなら、もっと建設的に自由に意見も言えるでしょうし、権限を持った人に忖度する必要もありませんしね。

みんな働かなくなったら、今の便利な社会も成り立たないわけですから。みんなテレビを観続けるみたいなことはないとは思いますけどね。

Step to earnとか行動や思考を商品化して売るようになると、メタバース経由でマトリックス的な未来は現実になってしまうかもしれません。

あなたの心拍やら体の代謝エネルギーを売って、栄養となる液体を買って、夢を見続ける。

ブロイラーのような、人間の家畜化。自由だと思い込まされてしまう世界、これはUBIの危険性の一つかもしれません。

行動したこと

やはり経済的自由の探求は、今後の社会に必要なことだという思いを強くしました。

皆が経済的自由を達成できることは、いい社会状態になるんじゃないかなと言う気もしますね。

少なくとも、仕事が原因で自殺するなんてことはかなり減るんじゃないでしょうか。 なんか仕事しなきゃいけないという、強烈な思い込みに支配されているから、ブラック企業とかそういうのから逃れられない人がでてきてしまうのかなと感じました。まあ、もっと事情は複雑なのかもしれませんけど。

社会主義みたいな失敗になる可能性もありそうな気はしますが、、どうなんでしょうね。

哲学的になってきました。

とりあえず、資本主義社会の中で経済的自由に到達していることが、自分自身を守るセーフティゾーンにもなるということだと、理解しました。

まとめ

なんでこの本を借りてきたのか、記憶にないんですが、経済的自由の記載が出てきました。

なのでアタリだったと、思いました。

引き寄せている感じがします。