こんにちは、株もっちーです。
金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。
要するに読書感想文的な活動ですね。
読んだ本:働かないって、ワクワクしない?, アーニー・J. ゼリンスキー (著), Ernie J. Zelinski (原著), 三橋 由希子 (翻訳)
The Joy of Not Working: A Book for the Retired, Unemployed, and Overworked — 21st Century Edition (English Edition), Ernie J. Zelinski
今回は再読ということで、前回書いたことから自分が変化したポイントを書き残していきたいと思います。
気づいたこと
前回の感想ではこんなことを書いていました。
自分の上司らを見ていると忙しすぎて別に出世したくないなーと内心思うわけですが、キャリア面談的なもので目標を書かないといけないので、なんとなくキャリアアップする方向で適当に書いてるんですよね。
「別に出世しなくてもいいです」って、いいにくいじゃないですか。この辺が上記で言う自分のエゴなんでしょうね。
まだまだ年功序列が根強い会社なので、 年上の人が出世していかないと下が詰まっちゃうみたいな雰囲気もあって、 ポジティブに出世競争降りますって、いう人の存在をあんまり感じないんですよね。
今回またぐっと来たことを引用してみます。
いやー、金の魔力はスゴいですからね。その後、こう続けてきます。
多くの人々は、仕事や会社が嫌いでも、高い給与が惜しくて、引退するまで同じ会社で働き続ける。また、知り合いの学校の教師のように、仕事は大嫌いだが、高額の年金のために仕事を替えたくないという人もいる。楽しくない仕事や望ましくないキャリアにとどまれば、人々の生産性はおのずと低くなる。また、引退前に燃え尽きてしまう可能性も高くなり、そうなれば結局、楽しみにしていた年金ももらえなくなる。
金のためだけに働いているなら、あなたは組織に縛られる。経済的な安定という社会の規範に、人生を支配されてはならない。金を稼ぐために嫌いな仕事に時間を費やしていると、人生を楽しむ能力が損なわれる。また、奇妙に聞こえるかもしれないが、金を稼ぐ能力も損なわれる。私たちはよく、経済的に安定すれば個人の欲求も満たされる、と考える。だがこの逆も、しばしば真実である。調査によると、好きな仕事をしている人々は、概して、金のためだけに嫌いな仕事をやっている人々より、多くの金を稼ぎ出す。重要なのは、仕事の中で成長し、好きなことのために自分の能力を活用することだ。プラス思考の心構えも忘れてはならない。自分の仕事に勝ちを見出し、楽しめるなら、人生を楽しむのに十分な金を稼ぐことができるだろう。
立ち位置の変化
実は1月からの昇進昇格となりました。
それにより、以前から恐れていたこの時が来てしまいました。
前に読んだ時は見逃していたのかもしれません、私の感度が上がったのでしょうか、この本にも出てきていることに今回気づきました。
1日8時間まじめに働いていれば、やがてあなたは上役に昇進し、
1日12時間働くことになるだろう。
ーーーロバート・フロスト(アメリカの詩人。1874-1963)
このフレーズ、本ブログでは過去に何度も紹介しています。
なんとか1日8時間以内を、仕事に費やす時間にできるように努めていきたいと思います。
できなければ、経済的自由の達成とともに、仕事をやめることになるでしょう。
心境の変化
経済的自由の探求にこだわってきた本ブログですが、この本を読むとお金は自由時間の達人になる要素ではないと言っています。
「いや、やっぱりお金は必要でしょ」と思ってしまう私は、洗脳から解け切っていないのかもしれません。
古代ギリシャ人にとって、自由時間は仕事を休む時間ではない。最も生産的な時間として、積極的に追い求めるものであった。この時間を活用して思考し、学習し、自分自身を発達させることができた。(中略)
仕事に対するこの知的な考え方は、プロテスタントの職業倫理の出現によって打ち砕かれた。どういうわけか社会は間違った方向に進み、新しい仕事のモラルを採用した。この転換により、仕事と自由時間の役割が逆転してしまった。仕事が生産的な活動になり、自由時間は休息のための時間となった。仕事場でもっと効率的に働けるように、余暇には休息を取らねばならなくなった。
この「近代的な」考え方は、効果を高めるために、罪悪感を利用している。私たちは、働かないと罪の意識を感じるように育てられている。だから、多くの人々は休暇中も罪悪感を感じる。そして休暇を楽しめないまま、鬱々とした感情を抱えて休暇から戻ってくるのだ。
現代社会のたいていの人々は、仕事に敬意を払っているため、一日何時間働いたかを自慢する。(中略)彼らは殉教者だ。自己実現の機会をあきらめて、自ら奴隷になっている。そして、自分自身のためでなく、会社のためにせっせと働くのだ。生計を立てるために人生の大半を費やす者ほど、どうしようもない愚か者はいない。
ーーーヘンリー・デイビッド・ソロー(アメリカの思想家、随筆家。1817-1862)
仕事と自由時間の優先順位を、何度も見直して、自由時間の活動をメインの人生にして行きたいと思います。
行動したこと
前回読んだときに付箋が貼ってあったのですが、今回読んでまた付箋が増えました。
この調子だと、全ページに付箋がついてしまいそう。
それくらい、重要な考え方に溢れた本だということなんだと思います。
高校生〜大学生の頃、「本ばかり読んで生きていけたらなー」と思っていたことを思い出しました。
金にならなくても、本を読んで、ブログでアウトプットすること自体を楽しんでいます。
ということで、ブログ活動は会社仕事に優先する、自分の自由仕事として継続していきたいと思います。
まとめ
本に対する感想は、読んだときの自分の影響が最も大きいのだと、改めて気づかせてくれる機会となりました。
この本は、少なくとも経済的自由を達成するまで、連休ごとに自分を取り戻すために読んでもいいなと思います。