感想OUTPUT:ファスト&スロー(上) を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:ファスト&スロー(上) , ダニエル カーネマン (著), 村井 章子 (著, 翻訳)

Thinking, Fast and Slow, Daniel Kahneman

気づいたこと

ライミング効果の「お金」に関するところに興味を惹かれました。

ライミング効果とは

bsd.neuroinf.jp

簡単に言うと、前に経験したことがその後の行動とか認知の強さに影響するというようなことだそうです。

お金のプライミングの影響

 お金を想起させるものは、いささか好ましくない効果をもたらす。ある実験の被験者はいくつかの単語のリストを見せられ、それを使ってお金に関わる表現をつくるよう指示された(たとえば「高い/デスク/額/サラリー」から「高額のサラリー」)。さらにもっと微妙なプライムとして、お金に関係のあるものが室内に無造作に配置された。たとえば、モノポリーで使うおもちゃのお金をテーブルの上に積んでおくとか、コンピュータのスクリーンセーバーとして水に浮かぶドル紙幣の画像を使うといった具合である。
 すると、お金のプライムを受けた被験者は、受けなかったときより自立性が強まったのである。彼らは、難問を解くのにいつもの二倍もの時間粘り強く取り組んだ上でようやくヒントを求めた。しかしその一方で、利己心も強まった。彼らは、他の学生の手助けをする時間を惜しんだ。

行動したこと

なんとなく私には、経済的自由を達成して、自由になりたいと思うのは、資本主義社会において当たり前だと思っているフシがあるので、「いささか好ましくない効果」と言われるのはなんだかなーと思いますね。

経済的自由を達成して自由になることで、時間の余裕から心の余裕も生まれ、よりお金のインセンティブなしに社会に貢献しようと思うのではないかと、直感的には思います。

短期的に経済的自由への種銭を貯める過程において、意識的に利己的とうか、他の人のためよりも自分のためにお金を溜め込みたいという利己的な行動はあるのかなと思います。

まあ、これは私の直感なので、実験結果じゃないですけどね。

まとめ

まだ上巻しか読めていませんが、ノーベル経済学賞をとられたダニエル・カーネマン氏の本ということで、興味深い事例がたくさん乗っていて面白かったです。

なかなか事例が多くまどろっこしくも思えるので、下巻を読むか他の本を読むか、どうしようかしらと思っています。