こんにちは、株もっちーです。
月曜日は、VISUAL CAPITALISTなどから、気になるファクト・事実・データの話題を取り上げてみます。
金か株か? 10000ドルの25年後 をビジュアル化

気づいたこと
2000年に金とS&P500に10000ドル投資していたら、というビジュアル化です。
意外にも、ずっと金の方が値上がりしています。
そういう見せ方というだけの話かもしれませんが。
行動したこと
2011年から2025年の15年で見てみるとこんなグラフになります。

- S&P500 +460%
- GOLD +182%
で、株(S&P500)の圧勝。
2012年から2016年辺り、金価格もだいぶ下がっていますね。
AIに聞いてみましょう。
なぜ2012~2016年に金価格は下がったのか?
2012年以降、金価格はリーマンショック後のピークをつけてから下落に転じました。 背景には、金が売られやすい要因が複数重なっていました。
① 米国の景気回復と利上げ方向への転換
リーマンショック後は世界的に金融緩和が続き、金に資金が流れていました。 しかし2012年以降、
- 米国の雇用・景気が回復
- 量的緩和の縮小が示唆
- 2015年に利上げへ
という流れとなり、
利息の付かない金は不利
という環境になりました。
② ドル高トレンドの進行
金は世界的にドル建てで取引されます。 そのため、
ドルが上がる → 金は割高になり売られやすい
という関係があります。 2012~2016年はドルが強い時期で、金価格の下押し要因となりました。
③ 投資資金が株式市場へシフト
景気が戻り、S&P500など株式市場が上昇していく中、
「守り」の金から「攻め」の株へ
という資金移動が起きました。 金の上昇要因が薄れ、株式市場の強さが金価格の重しに。
④ インフレ懸念の後退
金が買われる大きな理由のひとつは、
通貨価値の下落(インフレ)への備え
ですが、当時は世界的に低インフレが続き、
金を保有する意味が弱くなった
という側面もあります。
✔ 2012–2016年と2025年の違い
2012~2016年の金価格下落は、
- 米景気回復
- 利上げへの転換
- ドル高進行
- 資金が株式市場へ流入
といった 金にとって逆風の環境が重なった結果でした。
一方、2025年は状況がほぼ逆で、
- 利下げ期待
- ドル安傾向
- 中央銀行の金購入
- 地政学リスクの高まり
という追い風がそろい、金価格は史上最高水準に上昇しています。
ただし、
「経済や金融市場の不確実性が高まると、安全資産として金が買われる」
という根本のメカニズムは、2012年当時とも共通しています。
引用元|VISUAL CAPITALIST
いろいろなデータが凝ったグラフで見ることができます。眺めるだけでも面白い。
Gold or Stocks? $10K After 25 Years
今週の英単語:pulled ahead of
取り上げるなら、汎用性がきわめて高いこの表現がおすすめです。
pulled ahead of
🔎 意味
競争などで、
- 追い抜く
- 差をつける
- 一歩リードする
という意味。
本文では
Why Gold Pulled Ahead of Stocks なぜ金は株よりリードできたのか
という使われ方をしています。
🧠 使い方の例文
Gold pulled ahead as inflation surged. インフレが高まる中、金は一歩リードした。
Our company pulled ahead of competitors this quarter. 当社は今四半期で競合を引き離した。
Tesla pulled ahead in the EV race. テスラはEV競争で先行した。
投資記事でもビジネス英語でもよく登場する便利な表現です。
まとめ
今まで配当を生み出さないから、と言う理由で金への投資はほとんどしてきませんでした。
流石に今から金に大きくポートフォリオを傾けるのも怖いので、少額の積立程度にしていますが、 金価格が下がってきたら考えどころになるのかもしれません。 でもその時には、株価が上がるんだろうけど。
全体感を持って、見ていくことが大事なんだろうと、今回の記事を見て思いました。
ロシア・ウクライナ戦争あたりからでしょうかね、金の上昇トレンドに入っていたのですね。
アメリカの景気が好調になってくれば、金価格は一時的に下がるということにもなるのでしょうか。
歴史は繰り返す、のなら。
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