感想OUTPUT:なぜ日本の金利は常に米国より低いのか~131のステップで 誰でもできる金利予想の教科書 を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:なぜ日本の金利は常に米国より低いのか~131のステップで 誰でもできる金利予想の教科書, 角川 総一 (著)

先週に引き続き、角川さんの金利の本を読んでみました。

気づいたこと

2022年9月出版ということで、前の本よりも新しく、より実践的な内容と思いました。

金利について

私もウォッチしている米国10年債利回りの話も出てきて、そういう説明になるのかーと、とてもわかり易いです。

金利と他の要素の関係を示した図がありました。以下の記事でもこの本からの紹介がありました。

gentosha-go.com

4K1BS|金利、景気、為替、株価、物価、政策

金利に関する旧常識と新常識

特に、金利に関する今までの常識が、2013年のアベノミクス以降の異次元の金融緩和以降は通用しなくなっている点を、 「新常識」という形でまとめて説明している点が興味深かったです。

あとはマイナス金利でもその国債を買う銀行がいるのはなぜか、ということも説明されていました。

これからさらに新常識を打ち破るような動きになる可能性はもちろんあるんでしょうけどね。

債権について

株式と債券の違いのこの説明がなるほどなーと思いました。

(企業にとって)株で集めたお金は会社自身の持ち物だ。これが「自己資本」だ。これに対して、債権は外部から調達した資金なんだ。つまり「外部負債」だね。株を買った人は会社の「内部の者」であり、債権を買ってもらった人は「外部の人」って考えればわかりやすい。だから、株を買った人は会社の経営に参加する権利を持つ。(中略)でも債権を買った人にはそんな権利はない。

行動したこと

債権を買ってみました

債権ETFではなく、生債権。

こんなやつ。

最初なので、アメリカの国債がいいかなと思いまして、2044年満期って20年残存しています。先は長い。

お試しなので額面1000ドル分を、851.10ドルで取得しました。

金利3% ( = 表面利率 ) なので、利回りは4.40%になります。

こんな式で計算します。

takizawananami-susume.jp

FP3級の試験勉強で学んだような気がしますが、実際の自分の資産で計算するのは初めてです。

まあ、私が期待しているのは直接利回りでして、

3 % / 0.8511 = 3.52% となります。

1000ドル持ってるので、毎年 35.2ドルくらいの配当があるってことかな。半年に1回なので、1回あたり17ドル2000円くらいでしょうか。

なるほどねー。

初めての債権からの配当を待ちたいとおもいます。

BEIを眺めてみる

せっかく勉強したので、BEI(ブレークイーブンインフレ率)でも見てみます。

www.bb.jbts.co.jp

上のグラフのBEIは、以下を示しています。

BEI = (10年利付国債複利利回り) - (10年物価連動債複利利回り)

国債利回りと物価連動債利回りが同じなら、BEIがゼロで実質のインフレはないという意味かな。

グラフ見ると、物価連動債の方はマイナスですが、国債利回りが上がってきているので、BEIも上がっている。

BEIを見ると、まだまだ日本のインフレが進むという予想ができるようです。 2022年に続いて、2023年もBEIは上がり続けています。 なので、まだまだ物価上がっていきそうですね。

物価は上がってきていると感じているのですが、物価連動債はマイナスなんですね。どういう連動なんだろうか。

気が向いたらBEIもウォッチしてみようかな。

まとめ

金利とか債権とかよく分からなかったのですが、なんとなく動きを理解できるようになってきた気がします。

非常にわかりやすく説明されている良本だと思いましたので、 気になる方は買ったり借りたりして、読んでみてください。

こちらも、わかりやすくておすすめです。

kabu-motty.hatenablog.com

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