感想OUTPUT:アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々 を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々 世界に吹き荒れるポピュリズムを支える“真・中間層”の実体, ジョーン・C・ウィリアムズ (著), 山田 美明 (翻訳), 井上 大剛 (翻訳)

White Working Class: Overcoming Class Cluelessness in America (English Edition), Joan C. Williams

気づいたこと

エリート、ワーキングクラス、貧困層という3つの階級に分けて、エリートと白人のワーキングクラス(=ホワイトワーキングクラス) の間の壁というか意識の違いについてい色々と書かれた本。

職種や学歴などの条件もありますが、世帯年収の分け方では以下のようです。円換算は130円で計算。

  • エリート:131,962ドル(1715万円)以上、中央値173,175ドル(2251万円)。
  • ワーキングクラス:41,005ドル(533万円)以上、中央値75,144ドル(976万円)
  • 貧困層:それ以下、中央値22500ドル(292万円)

エリート層の収入はやはり別格って感じですね。ただ、エリートといえども労働者目線という感じではあります。

貧困層やワーキングクラスに浸透している「自然な成長」という考え方とは対象的に、専門職のエリートは「集中的な教育」を行う。(中略)非エリートの子供が参加する課外活動の数は、平均で白人が2.3、黒人が2.8だが、エリートの子供はそれよりもはるかに多く、白人が4.6、黒人が5.2である。(中略)こうした集中的な育成は、仕事第一主義の生活のためのリハーサルである。いわば、時間との戦い、熾烈な競争、それらに伴う疲労、家族よりも仕事を優先する労働倫理の先取りである。エリートのこうしたプレッシャーに満ちた家庭状況を、ワーキング・クラスは本道から外れていると考える。

エリート労働者になるのも辛いよね。

行動したこと

日本でも大卒・高卒だとか、非正規・派遣とか色々とカテゴリにこだわった議論はありますよね。 日本でも似たような構造はあるんだろうなと思いますね。

そもそもカースト制度とか、名門と移民労働者とか、ある階級に入るとそこを変更するのは難しいような世の中の仕組みになっているような気がしますね。

私も現在労働者階級で、親もそうですからね。

世界で、米国で格差が広がっていると言われますけど、SNSのデータ収集なんかで、 より明確に自分がどのカテゴリーにいるのかが、わかるようになってくるんでしょうね。

自分の考え方は、 エリートを目指すように洗脳されていた状態から、 ワーキングクラスにどんどん近づいているなという感想でした。 作り物の上位階級を無理に目指さなくてもいいんだという、いい意味での気づきです。

個人的には、ここには書かかれない、枠外の資本家を目指しているということなんだけども。実現できるのか。

まとめ

誰しも少なからず差別意識はあると思います。

アッパーマス層とか富裕層とかも、その一例ですよね。 便利でわかりやすい分類ですけど、あまり他の人との違いを気にしすぎないほうが、幸せだと思いますね。

そういうのに気づいておくのは、必要なことなのかなと思いました。

そんな感じで、我が道を行きたいと思います。