感想OUTPUT:ファスト&スロー(下) を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:ファスト&スロー(下) , ダニエル カーネマン (著), 村井 章子 (著, 翻訳)

Thinking, Fast and Slow, Daniel Kahneman

気づいたこと

ようやく下巻を読み終わりました。

上巻とは少し話は変わってきたようでした。

資本主義についての興味深い記載があったので紹介します。

資本主義の原動力 ー 楽観的な起業家

大企業のCFOは、株式市場の短期的な将来予測をすることが全く出来ない。彼らの予測と実際の数字との相関係数は、あろうことかゼロを下回った。(中略)それよりも悪いニュースは、CFOが自分たちの予測能力のなさを、いっこうに自覚していないらしいことである。

まあ、当然良い成績を出せると投資家に言わないといけないわけですから、良い方にバイアスというかプレッシャがーがかかった予測をするでしょうからね。そのプレッシャーこそが資本主義を長期的に成長していくモノしている正体のような気がしてきました。

トレーダーのように考える

プロスペクト理論の要は、参照点が存在すること、損失は同等の利得より強く感じられることである。(中略)同じようなマンションを住居用に購入した人の行動が比較されている。購入価格は人によってかなりちがう。合理的な経済主体であれば、買値はもはや過去のことであり、問題になるのは現在の市場価格だけのはずである。だが住宅を売ろうとするヒューマンにとっては、そうではない。高い値段で買った人は参照点が高く、したがって損失が大きくなるため、売値を高く設定し、なんとかその値段で売ろうと長い時間をかけて粘る。その結果、最終的には参照点の低い人より高く売ることに成功していた。

株価もそうですよね、なんとか買った値段よりも高く、つまり利益を得たいと考えてしまいます。上の文章では、粘れば高く売ることに成功していたらしいですが、塩漬けになって気持ち悪さに苦しんだり、まちきれず安値で売ってしまって、結局損をする。そして、売ったあとに価格が上がって、また損した気持ちになるということが起きます。経験済み。

とにかく、粘り強く持ち続けるか、損切りルールを決めて損失の拡大を防ぐ、と行った投資方針に従う、トレーダーになる必要があるということです。

上巻を読んだ感想はこちらです。

kabu-motty.hatenablog.com

行動したこと

まだまだ(短期)トレーダーのように考えることは出来ていないような気がしています。

2022年は、長期のトレーダーとしては、VOOやQQQを損を抱えながらもホールドし続けることは出来ました。 このまま続けていきたいと思います。

まとめ

この本は、なかなか長くて読むのが辛い本でした。

今回のOUTPUTにより、私の知恵の一部になってくれればと願います。