感想OUTPUT:Psychology of Money(サイコロジー・オブ・マネー) を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:Psychology of Money(サイコロジー・オブ・マネー), Morgan Housel, 児島修訳

原作:The Psychology of Money: Timeless Lessons on Wealth, Greed, and Happiness, Housel Morgan

表紙の絵がなかなか面白い

みそかなと思いますよね。

実はこれドル札を脳の形っぽくデザインしているんです。

デザイナーのセンスに脱帽です。

気になった内容

まあ、概ねフンフンと読める内容でした。

インデックスで長期投資する方針の方には、心地よく読める本かと思います。

20章からなっていて、それぞれが読み切りの短編で読みやすかったです。

2つくらい紹介します。

自由についての考え方の記載

一部抜粋。

幸福度の高い人々に共通して見られた一番の共通点は、もっと単純なことだった。キャンベルはこう述べている。
人間に幸福感をもたらす信頼性が高い要因は、「人生を自分でコントロールしている」というはっきりとした感覚があることだ。
そして、お金が私たちにもたらす最大の価値がそれだ。お金は、自分の時間をコントロールできるようにしてくれる。

そのとおり、同感ですね。

この世に無料のものはない

以下のような対比で、投資に対する心理が説明されていまして、そうかもしれないなと思いましたので、抜粋します。

「投資で成功するには代償が必要である」という認識がないと、タダで何かを手に入れようという心理が働く。それは万引と同じだ。

たとえば、車を手に入れたくなったとする。新車の価格は3万ドルとする。選択肢は次の3つだ。
1. 3万ドルを払って新車を購入する。
2. もっと安い中古車を探す。
3. 盗む。

99%の人は、3番めの選択肢を避けるだろうと続きます。失敗した時の不利益が、成功した時の利益よりも大きいから。

さて、ここからが大事のなところだ。先程の車の例と同じように、投資の場合も3つの選択肢がある。
1. 代償を支払い、ボラティリティや混乱を受け入れる。
2. 中古車を買うように、利回りは少ないが安定した投資資産を探す。
3. 車を盗むように、リターンは得てもそれに伴うボラティリティを避けようとする。

投資をする人の多くは、3番めの選択肢を選ぶそうです。具体的には値下がりする前に売って、値上がりする前に買おうとするようなタイミングを図ろうとするテクニックや戦略を採用しようとするが、結局これは失敗してうまく行かないことが多いですね。経験済み。

私は、1を覚悟しつつ、2もちょっとかじり、3もまだ抜けきれていない。というような、欲張りな状況であることに気づきました。

ポートフォリオの整理も引き続き実施して、コアETFのみに移行していきたいです。

まとめ

本書は、「低コストのインデックスファンドに一貫して投資をして、下手にいじること無く長期で運用する。」という方針の著者によって、まとめられた内容になります。

この方針と異なる投資スタンスの方には、受け入れられない考え方もあると思います。

読みやすい本でしたので、一読の価値ありかな。

繰り返しになりますが、表紙のドル札でデザインされた脳の絵が面白かったです。

お金のことで頭がいっぱいのようで、実は求めているのは自由である。

自由のためには、ある程度のお金が必要になる。

まさに、経済的自由の探求にふさわしい絵のように思えました。

ブログのアイコンこれにしようかな。