感想OUTPUT:第三次世界大戦はもう始まっている を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:第三次世界大戦はもう始まっている (文春新書) , エマニュエル・トッド (著), 大野 舞 (翻訳)

気づいたこと

へーと思うことが色々とわかりやすく書かれているように感じました。

人類学的な基盤から見ると、ウクライナ社会は、ロシアと異なる社会です。私の専門の家族システムで言えば、ロシアは「共同体家族」(結婚後も親と同居、親子関係は権威主義的、兄弟関係は平等)の社会で、ウクライナは「核家族」(結婚後は親から独立)の社会です。
中略
その意味で、プーチンが「ロシア人とウクライナ人の一体性」をいうのに対して、ウクライナ人が「自分たちはロシア人とは違う」と主張しているのは筋が通っています。ウクライナ核家族は、ロシアの家族システムとは異なるからです。
むしろ核家族は、イギリス、フランス、アメリカのような自由民主主義的な国家に見られる家族システムです。その点だけを取り出せば、ウクライナを"西側の国"とみることもできるでしょう。

こんなことを皮切りに、結局はアメリカがロシア・中国・EU諸国を弱体化するために仕組んだ戦争なのかなという気がしますね。

イギリスが噛んでいる点は、ちょっとよくわかりませんでした。

ある年齢の25%が高等教育を受けた時点で、「平等」の意識は失われ、上層部の人々は自らを「新たなエリート」と認識するようになるのです。国によって変化の速度はまちまちですが、この新しいエリートそうは、自らの獲得した地位を「能力主義」の結果として誇りに思っています。

これはなんか私も思い当たるフシがありますね、エリート意識をさんざん植え付けられrたような気がします。

まあ、今はそんなのどうでも良い感じに思い始めて入るものの、日本社会ではやっぱり大卒という学歴は社会人をスタート地点を相対的に良い感じにするような効果はあるのかなとも思います。

あとは、ロシアの乳幼児死亡率がアメリカのそれより低くなっていて、GDPでは測れない観点でより自由な国になっているというような記載もありました。これは正直驚きましたね。

まあ、そのあたりのロシアの復権を防ごうとするアメリカの意図もあるのかもしれませんがね。わかりません。

行動したこと

大国は複数あって、お互いに均衡を取り合って、相互に協力的なのがいいんでしょうけど。

そんなふうに考えるのは、私の頭がお花畑ということでしょうか。

なんかそんな気もしました。

日本人の半分は、我が身に影響あるとは思ってないんでしょうかね。関係しそうな統計も以下で紹介しました。

kabu-motty.hatenablog.com

まとめ

もちろん普通の市民が巻き込まれるような戦争には反対です。

地政学的な興味から、こんな本も読んでみました。出版が文藝春秋ってところが、なんか胡散臭さを感じてしまいますけど。

日本で報道されるニュースに比べれば、中立的な視点を持つのに良いのではないかと思います。