感想OUTPUT:つくられた格差~不公平税制が生んだ所得の不平等~ を読んだ感想|サラリーマン増税の位置づけがわかる?

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:つくられた格差~不公平税制が生んだ所得の不平等~, エマニュエル・サエズ (著), ガブリエル・ズックマン (著), 山田 美明 (翻訳)

The Triumph of Injustice: How the Rich Dodge Taxes and How to Make Them Pay (English Edition), Emmanuel Saez, Gabriel Zucman

気づいたこと

日本での実質賃金上がらない問題はよく聞きますが、アメリカも所得額の下位50%の人を見ればほとんど賃金横ばいだそうです。

国民所得上位1%の人が全体の20%の所得を得て、下位50%の人は全体の12%にすぎないそうです。 このあたり、アメリカで格差が広がっていると言われる所以です。 上位0.01%の人の所得がえげつないですからね。

世界の所得上位1%の所得シェア

日本はどうなんだと思って、ちょっと調べてみましたら、 内閣府の資料に、2012年までと古いけどちょうどよいのがあったので、紹介します。

https://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/future2/20200415/shiryou2.pdf

日本の上位1%の所得シェアは8-9%くらいで、アメリカの20%に迫る増え方と比べると、格差の拡大は緩めです。 2020年にかけては、感覚的には拡大しておると思うんですが、実際どうなったのかはちょっと気になるところです。

日本でもサラリーマン増税が話題になってますね。 社会保障という名の税金が増えるばかりで、働く気が減退します。

これにさらに資産課税なんてされた日には、労働者階級から抜け出すのがさらに難しくなるでしょう。 1億円で富裕層っていう定義、やめてほしいな。 生涯賃金2億円として、その半分を持っているだけって、全然富裕じゃないですからね。

労働しなくても人生10回くらい生きていける人たちの有り余ったお金に課税する、そういう考え方ならまあ納得できるかもしれません。

自分もそれだけお金持っていれば、まあ使い切れないし、子供10人に相続なんてできないでしょうから、寄付なり何なりする気になると思います。たぶん。

行動したこと

トマ・ピケティさんによるr>gという式がなぜ成り立つのか、その証明の過程を知らないのですが、 この辺の税制も関係するんでしょうか。 資本への課税も結局は、労働者の取り分が減るってことのようにも思えますので。

そういう式が成り立つような税制になっているという話?すみません、勉強不足です。

少なくともNISA、新NISA、イデコ・確定拠出年金など、非課税枠は使い切るのが大事ですね。

ジュニアNISA、しっかり活用しきりたいと思います。

まとめ

税制ってなかなか難しいなと思いますけどね。

富裕層を富裕たらしめながら、みんなが働かなくなったら困っちゃうので労働者階級にもおこぼれを預けつつその階級に縛り付ける。 この絶妙な塩梅を模索しているのでしょうか、そんなところが落とし所に成る気がしました。

ランキング・宣伝など

記事が面白かったと思ったら、コメント、ブクマ、codocの投げ銭ブログ村バナーポチリなど、なんでもよろしくお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自由な暮らしへ
にほんブログ村