感想OUTPUT:スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM(プログレッシブ キャピタリズム), ジョセフ E スティグリッツ (著), 山田 美明 (翻訳)

People, Power, and Profits: Progressive Capitalism for an Age of Discontent, Joseph E. Stiglitz

原作の表紙、絵がなんかいいですね。金貨の山から拳をぶち上げているのは、何を象徴しているのでしょうか。

気づいたこと

資本主義による格差社会の本を色々と読んでいて、資本主義の次はどうなるんだろうななんて思っていたときに、 図書館で目に留まって借りてみました。

プログレッシブ・キャピタリズム、進歩的な資本主義って意味ですよね。何が進歩したのか。

著者はジョセフ・ユージン・スティグリッツ、ノーベル経済学賞の受賞者でコロンビア大学の教授ということです。

ja.wikipedia.org

Wikipediaの情報は2013年くらいで止まっているので最近はそれほど注目されていないのかな。

気になった記載を抜粋。

市場に任せておけば製品やサービスの生産を効率的に管理できるという思想が、これまで深い影響を及ぼしてきた。それが資本主義の理論的基盤とされてきた。だが2世紀にわたる研究の結果、私たちはようやく、アダム・スミスの言う「見えざる手」がなぜ見えないのかを理解した。そんなものは存在しないからだ。たいていの場合、企業のインセンティブは、より優れた製品をつくることにではなく、市場支配力を獲得することにある。アメリカの企業はそれを巧みに行い、市場支配力を利用して消費者、労働者、政治制度を搾取してきた。その結果、イノベーション経済と呼ばれている時代にさえ成長は鈍化している。そのわずかばかりの成長の果実も、ごく一部の国民にしかいきわたっていない。実際のところ、アメリカの企業経営者は自社の株主さえ搾取している。コーポレート・ガバナンスのルールの不備を巧みに利用し、過大な報酬を手に入れている。

別の本でも出てきた、人間の仕事が機械に置き換われば失業率が高まる。その状況を説明する作り話。

フォード・モーターの幹部と自動車産業労働組合の幹部が、新たな工場のフロアを見下ろしている。そこでは、ほとんどの仕事をロボットが行っている。フォードの幹部がからかうように言う。「ロボットが組合費を払ってくれるかね?あのロボットたちは組合には入らないよ」。すると組合の幹部はこう答える。「あのロボットたちがフォードの車を買ってくれますかね?」

テクノロジーの進化を皮肉った例え話ですね。今だとAIに置き換えてみるといいのかも知れません。

ただ、労働は必要であり「生活の一部」だが、その時間はもっと短くても良いという論調でした。

行動したこと

労働時間を減らしていこうという自分の方向性はまあ間違ってないのかなと思います。

kabu-motty.hatenablog.com

kabu-motty.hatenablog.com

誠実に1日8時間働くことによって、あなたはやがては上司になり、1日12時間働くようになるだろう。
- ロバート・フロスト、4度ピュリッツァー賞を受賞した詩人(アメリカ)
(「週4時間」だけ働く。より)

こうなる事態は、本当に避けたい。

まとめ

今のところまだ、1日8時間〜10時間労働くらいですが、経済的自由を探求を続け、労働時間を減らしていきたいですね。

それにしてもこんな本を自分が読むようになるんなんて、思いもしませんでした。人は変わるものです。

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