経済的自由の探求をしていたつもりでしたが、 こういう考え方もあるなと思った記事を読んだので紹介します。
出世競争を降りるという考え方
●自分のエゴを乗り越える
ホリスティック医学の専門家であるエイミー・サルツマンは、キャリアのダウンサイジングに関する著書で、最大の障害は本人のエゴであることが多いとしている。
「負け組だと見なされるという考えを克服することが、キャリアをダウンシフトする人たちが直面する最大の課題である。(中略)第一線から離れることは、個人的なニーズとキャリアの期待の狭間で苦悩した結果であることがほとんどだ」と、サルツマンは書いている。次に紹介する父親が経験したジレンマは、その指摘を例証している。
自分の上司らを見ていると忙しすぎて別に出世したくないなーと内心思うわけですが、キャリア面談的なもので目標を書かないといけないので、なんとなくキャリアアップする方向で適当に書いてるんですよね。
「別に出世しなくてもいいです」って、いいにくいじゃないですか。この辺が上記で言う自分のエゴなんでしょうね。
まだまだ年功序列が根強い会社なので、 年上の人が出世していかないと下が詰まっちゃうみたいな雰囲気もあって、 ポジティブに出世競争降りますって、いう人の存在をあんまり感じないんですよね。
扱い易い人間を馬車馬のように働かせたい会社としても、そんな人を表沙汰にしたくないんでしょうが。
まあ、なんか中途半端なんで、しっかり蓄財してアーリーリタイアがスッキリして気持ちいいような気もします。
完全に仕事したくないわけでもなくて、経済的な自由な立場で、何か社会のために貢献したいとも思いますね。
ちょっと考えただけでも、子供の教育に関わるか、地域のボランティア活動に関わるか、知的好奇心を満たす活動に関わるか、色々やりたいことは在るでしょう。お金が主な目的で無ければ、余裕を持った心で活動できるような気もしています。
ダウンシフトという言葉との出会い
ダウンシフトというのはこの本を読んで出てきました。
働かないって、ワクワクしない?, アーニー・J. ゼリンスキー (著), Ernie J. Zelinski (原著), 三橋 由希子 (翻訳)
時間の拘束の少ない仕事に変えていくということなので、セミリタイアに近い概念なのかもしれません。
Wikipediaに掲載されるような言葉なんですね。知らなかった。
ダウンシフト(英語: Downshifting)とは、生活様式に関する社会的な潮流・傾向の一つである。過度な出世競争や長時間労働、物質主義的、唯物的な生活環境を日常から排し、よりゆとりのあるストレスの少ない生活に切り替える生活態度の劇的な変化を指し、また、そうした生活態度は減速生活と言われる。
出世すると忙しくなって自由な時間が無くなるのは目に見えています。
過去の記事でも紹介したとおり。
誠実に1日8時間働くことによって、あなたはやがては上司になり、1日12時間働くようになるだろう。
- ロバート・フロスト、4度ピュリッツァー賞を受賞した詩人(アメリカ)
(「週4時間」だけ働く。より)
上記フレーズは、この本に出てきました。働く時間を減らしていきたいという欲求に逆行しています。
働かないってワクワクしない?の中で出てくる、「自由時間のアイデアツリー」を作ってみたところ、出世したいとか今の会社でやっていることは一切出てこないんですよね。
ダウンシフト、セミリタイア、アーリーリタイア、FIRE、いずれにしても経済的自由があれば達成できることだと考えますので、これらに向けて行動とマインドをシフトしていこうと思います。本の中では、経済的自由すら関係ないと言われているけど、ちょっとそこはまだ信じられません。