感想OUTPUT:14歳からの資本主義 を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:14歳からの資本主義~君たちが大人になるころの未来を変えるために, 丸山 俊一 (著)

気づいたこと

気になったところをメモ程度にまとめていきます。

資本主義は、成功する。だが、その成功ゆえに、自ら壊れる。(ヨーゼフ・アロイス・シュンペーター

どういうことなんでしょう。

格差とかね、お金が増えるサイクルに乗れるのは嬉しいけど、全体としてうまく行っているようには思えないですよね。感覚的には。

「不平等の増大」
貧困層から富裕層へと富は吸い上げられ、
富裕層は貧困層に比べ、お金を使わない。
これが全体の需要を押し下げ、成長にブレーキをかけているのだ。
(ジョセフ・スティグリッツ)

その格差を補正に税金による再分配の機能があると理解しています。

ただその格差を獲得するために、富裕層もそれなりのリスクを背負っているという考えもあります。

いまの世界は資本主義か、それとも”成長”資本主義か。
成長できなかったら「もう終わりだ!」ってね。
おかしいだろう?どこに書いてある?
聖書に?空に?数学モデルに?過去に証明されたのか?
ノーだ。資本主義が成長するというのは、単なる思い込みだ。
成長に反対なわけじゃない。いい天気がいやなはずがないだろう。
問題は、社会、年金、銀行・・・・・・すべて成長が前提になっていることだ。
まるで毎日快晴だと決めつけて船を造るようなものだね。
そんな船はダメだ。凪でも嵐でも航海できるのがいい船だろう。
そりゃ、天気がいいに越したことはない。
でも、それを前提にして船を作ってはいけない。
(トーマス・セドラチェック)

それなりのリスクを抑えるために、長期・分散が投資の定石になってますね。 社会や国家に頼りすぎない、というのも一つの分散でしょう。

急に天気の話になりました。これを読んで、レイ・ダリオのオール・ウェザー・ポートフォリオを思い浮かべました。

嵐の時に後悔を続けられること、これを意識したいですね。

ジラールの「欲望の三角形」

人の欲望というものは主体的なものではなく、往々にして他者の模倣であり、人の欲しいものを欲してしまうもの、そのとき他者は、同一の対象を欲望するライバルとなってしまう。

ちょっとわかりにくいけど、こんな言葉も紹介されていました。

「インターネットで、SNS技術が進んで、わかってしまったのは、”僕のお父さんは最高じゃない”ということなんです」

他の人や家庭の様子、買ったもの、住んでいるところ、食べているもの、行った場所を見せつけられることで、 特に今まで知らなくて欲しくもなかったものを、欲しくなってしまう、そんな感覚ですよね。

広告よりも恐ろしいです。セレブが持ってるものなら、なんとなくあきらめも付くけど、近くの知り合いが持っているもの、となると自分もそれをライバル視していく。マウント合戦と言ってもいいでしょうかね、そんな感じ。

私はそれに気づいて、SNSから一度離脱しましたので、少しは客観的に見れるようになりました。

kabu-motty.hatenablog.com

結局は、自分が満足するレベルを、自分自身で見つけ出す。「足るを知る」訓練が必要になります。

行動したこと

引き続き、「足るを知る」レベルの経済的自由を探求していきたいと思います。

まとめ

ちょっとなかなか14歳でこれに気づければ大したものでしょうけど、ぜひ読んでみるといいでしょう。