こんにちは、株もっちーです。
経済的自由の探求小説の続編です。
まずは、月1くらいのペースを目指します。
皆様の投資経験も振り返りながらお楽しみください。
前回まで
第2章:安定の中の不安
風が穏やかに吹き抜ける庭先で、株もっちーはホワイトと静かな時間を過ごしていた。ホワイトは、タコのように活発ではないが、その存在は株もっちーに安らぎをもたらしていた。ホワイトが株もっちーの近くにいるだけで、心が和むのだ。
毎月の恒例行事となったホワイトの手土産。小さな嘴から、ひまわりの種やキラキラと光る小さな宝石が落とされるのを見るたび、株もっちーの心には温かな感謝の気持ちが湧いてくる。その小さな贈り物は、株もっちーにとって大切なものになっていた。幸いなことに、1年近くが過ぎても、鳩が小さくなったりする気配はなく、株もっちーはほっとした。
しかし、ある日、株もっちーは突然の不安を感じた。それは、何もかもが安定しているが故に訪れる退屈な時間だった。庭先に座り、同じ景色を見つめている間に、株もっちーの心は少しずつ飽き足りなさを感じ始めた。彼の内なる冒険家の魂が、再び眠りから目覚めつつあるのだ。
「リスクを取らずしてリターン無し」という言葉が、彼の心に浮かび上がった。その言葉は、彼の心を刺激し、安定という名の隠れたリスクに対する警告となった。安定とは、時に冒険のチャンスを奪い去るかもしれない。そして、それは株もっちーの内なる投機家魂に日をつけてしまったのかもしれない。
「これならば定期預金の方がマシじゃないか?」と、彼はつぶやいた。 ホワイトの手土産は優しいが、その小さな愛情は、株もっちーの懐を十分に満たすには至らなかった。
そして、株もっちーは新たな旅路を共にする相棒を模索し始めた。FXという気まぐれな猫には懲り懲りだったが、他にも適当な相棒がいるかも知れない。
世の中は広いんだ。この庭の外を見てみようじゃないか。
彼は、刺激を求める心を満たす冒険を探し求めていた。果たして、次なる旅路はどのようなものとなるのか。
彼は耳を澄ませた。
遠くから、羽音が聞こえる。これは、もしかすると。
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