こんにちは、株もっちーです。
金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。
要するに読書感想文的な活動ですね。
読んだ本:YOUR TIME ユア・タイム 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術, 鈴木祐 (著)
気づいたこと
私の哲学のベースにもなっているセネカのこの言葉から始まります。
時間の捉え方を見直すというか、時間感覚をニュートラルに戻す方法が書かれています。
と言ってもピンとこないですよね。
ちょっとこれは量子力学的な考え方に近いのかなと思いましたね。
少し気になる点を抜粋しておきます。
「過去と未来はそもそも存在せず、脳が作り出した幻想である。あるのは現在、今この瞬間のみ。」
これは理解できますが、過去とか未来っていう物理的なものは存在しないと考えます。
脳が時間を生み出す仕組みとは、1枚の写真をながめつつ過去と未来を思い描く行為に似ています。
我が子の写真をみながら「こんなに小さかったのが、もう来年は成人か」と思う。
自分の若いころを見ながら「いまはだいぶ太ったから痩せないと・・・・・・」と悩む。
昨夜の夕食の画像をみながら「美味しかったからまた食べよう」と考える。これと同じように、私達の脳もまた「目の前に広がる一瞬の情景」という1枚の映像を手がかりに確率の計算を行い、そこからオンデマンドで過去と未来を作り上げているわけです。人間の脳は、過去と未来の変化率を高速で計算し続けており、そのプロセスを、私達は時間が流れる感覚として体験します。
未来=いまの状態の次に起きる確率が高い変化を、脳が「予期」したもの。 過去=いまの状態の前に発生した確率が高い変化を、脳が「想起」したもの。
とうことで、予期と想起の傾向を見てみましょうという話になります。
以下のリンクから、自分の時間感覚の癖がわかります。
時間感覚タイプテスト
私の場合、こんな結果でした。
未来のことを考えすぎる容量超過で、計画は過信傾向があり楽観的、だそうです。
予期の現実感が濃い人は総資産額が30%多い
という事実もあるようです。
予期とは未来をより実感を伴ったものとして感じる感覚のことですので、「将来お金がないと困りそうだ」みたいなことを危機感を持って捉え安い人ということも言えるでしょう。
このブログを読者層の資産運用をやっているような方は、同じような傾向の方が多いのではと想像します。
「人間のあらゆる過ちは、すべて焦りから来ている。」 フランツ・カフカ
カフカもこんなこと言っていたんですね。時間にゆとりを持って焦らないこと、長期投資でじっくり運用することにもつながると思います。
人のためになる活動を行うと体感時間が長くなる
他人のために活動したグループは、自分のために活動したグループよりも、”体感される時間”が2倍も長くなり、「今日はいつもより時間がある」と答える確率が大きく増えたのです。
ということです。よりその体験に「人の役に立った」という自信が残り、より記憶に残るからなんでしょうかね。
これは、よく意識したいと思います。
退屈を追い求める
効率を追い求めると時間が直線的に感じられるそうです。まあ仕事に生きる現代の労働者はほぼそうなんでしょうね。タイパとかこの感覚をより直線化するものな気がします。
「人間の時間は円く回らず、一直線に進む。そこに人間の苦悩のすべてがある。」 ミラン・クンデラ
産業革命前の昔の生活というんでしょうかね、時計を使わない生活と言ったほうがわかりやすいかもしれないですね。
それが円く回る時間の感覚だと理解しています。
- 東から日が昇り、西に沈む。というサイクル。
- 波が寄せて、引く、サイクル。
- 呼吸で、息を吸うと肺が膨らみ、吐くとしぼむ、そんなサイクル。
これらに根ざした感覚です。干支とか輪回とか、誰かの生まれ変わりとか言われる感覚は、直線的ではない輪になっているという表現ですから、そういうものも正しい物の見方の一つなのかもしれません。
行動したこと
ブログを書くのも自分の記録ために始めたのですが、コメントを頂いたりすると誰かのためになっているのかもと思うことがあります。
やはりそういうときに、ブログを書いていてよかったなと思うことがありますので、ブログに費やした時間の価値が増すのかもしれません。
そんな思い出づくりのためにも、もうしばらくブログは続けようと思いました。
単に自分が好きでやっているというのがありますがね。
まとめ
セネカにも影響されたであろう著者の本を読めたのは良かったと思いました。
非常にわかりやすくていい本だと思ったのですが、ブログにOUTPUTしようとすると言いたいことが、まとまらなかったです。
経済的自由を達成し、この直線的な時間の世界から抜け出したいと考えています。
楽観的じゃないと、投資のリスクなんてとれないですからね。
楽観がすぎると、大損するとか投機で失敗することになりかねませんので、お気をつけください。自戒の念も込めて。
皆様も診断されてみると面白いかなと思います。