感想OUTPUT:コンテナ物語 を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版, マルク・レビンソン (著), 村井 章子 (翻訳)

The Box: How the Shipping Container Made the World Smaller and the World Economy Bigger - Second Edition with a new chapter by the author (English Edition), Marc Levinson

気づいたこと

岡田斗司夫さんのYouTube動画でおすすめされていたと思うのですが、図書館で見つけたので読んでみました。

特に気になったところ。

第二次世界大戦が終わって10年か20年ほどは膨大な復興需要があり、しかも貿易が活発でないから国際競争はすくない。この特殊条件の下では、欧米や日本の労働組合は毎年のようにベースアップと待遇改善を雇用主から引き出すことができたし、政府も手厚いセーフティネットを用意した。労働時間は短縮され、労災給付は増やされ、退職年齢は60歳や62歳が当たり前だった。過去に例のないこの待遇改善ラッシュに終止符を打つ一因となったのが、コンテナである。

コンテナ物語が、こんなところに影響していたとは。

輸送費が安くなってどこからでもモノを調達できるようになると、経営者は断然交渉優位に立つ。何と言っても、労働者はモノに比べてはるかに機動性に乏しいからだ。(中略)企業はさっさとアウトソーシングに切り替えた。地球の裏側からでもスムーズかつローコストで輸送できるとなれば、自国生産にこだわる理由はないからである。

海外生産のやすいモノ、どんどん増えているなという感覚はありますね。

特に私が連想したのが、フライングタイガーというデンマークの100円ショップ(10クローネストア)と言うかそういう均一料金のお店ですね。 流石に100円ではないですけど、こういう業態が世界に広がれるのは、コンテナのおかげなんでしょう。 ダイソーも世界に出て行ってますし。

AI港湾

日本でも国土交通省が「AI港湾」というコンセプトのもとで、コンテナターミナルの省力化や自動化を検討している。(中略)強風が吹く中でのガントリークレーンのオペレーションは職人技であるものの、センサー技術とAIを駆使することでさらなる開発が期待されるところである。

「AIターミナル」の実現に向けた目標と工程(国土交通省)

確かにありました。せっかく地理的には海上輸送に有利な位置にある日本ですから、これはぜひ進めていただきたいと思いますね。

行動したこと

特にありません。

海外製品を見たときに、これはコンテナで輸入されてきたのかなーなんて考えるようになるかも知れません。

まとめ

なかなか面白い本でした。

関税とかエネルギーの高騰とか、輸入に頼る日本はグローバルなコンテナ輸送に問題が起きたときに、色々不利益を被りそうだなと心配になりました。

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