感想OUTPUT:ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論 を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論, デヴィッド グレーバー (著), 酒井 隆史 (翻訳), 芳賀 達彦 (翻訳), 森田 和樹 (翻訳)

Bullshit Jobs: A Theory, David Graeber

気づいたこと

なかなか衝撃的なタイトルですけど、中身は真面目な感じで、理解し切るには私の教養では全く足りません。

ブルシット・ジョブの最終的な実用的定義
ブルシット・ジョブとは、被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用形態である。とはいえ、その雇用条件の一環として、本人はそうでないと取り繕わなければならないように感じている。

私の勤務先でのブルシットジョブ(と思っているもの)

全部じゃない(と思う)んですけどね、まあJTCなんで、いろいろあります。

あんまりケアリング業務って、無い気もするので、本業だと思っていることもブルシットジョブなのかもしれません。

フロア移動の荷物は外部の引越し業者が行う

本書でもドイツ軍の兵士のPCを隣の部屋に運ぶだけで、どれだけの書類と関係する下請け業者の移動が必要になるかが書かれていました。

大物はわからんでもないんですけど、自分が使うPCとか、自分で持っていけばいいじゃんって思いますよね。でも許されない。

長い肩書の偉い人への定期報告

CEOみたいなやつね。チーフ・ナンタラ・オフィサーとか、エグゼクティブ・ナンタラとか。

15分の報告のために、資料作成2時間に、上司の事前チェック1時間x3回(にその指摘に対する修正)、 リモートでできる会議をわざわざ会議室でやるための移動時間など。

疲れました。この業務準備のせいで、他の業務に避ける時間が減っておろそかになります。もしくは残業。

上司は、ここで目をつけられて余計な仕事が増えないように、と色々チェックしたり言い回しを軌道修正してくれるんですけどね。

実は、やらなくてもいいかもしれない。

Amazonで直接買えるものを、購買専門部署に買ってもらう

専用のシステムに入力しないといけないので、めんどくさい。 入力するだけの業務をやってくれる人もいまして、若い人はこの人達に任せるようにプロセスが細切れになっているので、 システムを使えないんですよね。 (私も何年も使ってないので、結局教えてもらうんでしょうけど。)

せっかく安いのを見繕っても、なんか1割増しなります。

結局はベーシック・インカムを推す本?

読み進めていくうちに、そんな気もしてきました。

需要を捏造したり、管理のための指標やシステムを作り出したり、仕組みを複雑化し続けないと雇用やGDP成長が維持できなくなってしまうと考えに囚われているところを見直す仕組みとしてのベーシック・インカムの導入が提案されていると読み取りました。

現時点で富裕国の37%から40%の労働者がすでに自分の仕事がブルシット・無駄だと感じているというそうです。 こんな状況において、ベーシック・インカムが導入されて生活のために働く必要がなくなったとき、

あらゆる人びとが、どうすれば最もよいかたちで人類に有用なことをなしうるかを、なんの制約もなしに、みずからの意志で決定できるとすれば、いまあるものよりも労働の配分が非効率になるということがはたしてありうるだろうか?

だそうです。

きっと、もっと人の役に立ったり、他の人に寄り添う仕事(ケアリングジョブ)を選択する人は増えるでしょうね。

そして、この本の結びはこんな言葉で締めくくられていました。

本書の主要な論点は、具体的な政策提言をおこなうことにはない。本当に自由な社会とは実際にどのようなものなのかの思考や議論に、手をつけはじめることにある。

行動したこと

やはり、生活のための労働から自由にならないことには、自由は得難いのだという認識を強くしました。

なかなか中身も濃く、難易度の高い本でしたので、これという具体的な行動は思いつきませんが、 ブルシットジョブの世界から離れて、資本家を目指す事自体は間違っていないのかなということは思いました。

その暁には、直接人の役に立つような仕事(給与をもらうためではない)を、自分のペースでやっていきたいですね。

まとめ

引き続き、経済的自由の探求を続けていきたいと思います。

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