種銭の作り方。変動入金投資法その2:生活防衛資金オーバフロー入金法

こんにちは、株もっちーです。

サラリーマンの私が実施している種銭の作り方を紹介します。

よく言われるのは給料の1割を投資に回すという方法があります。

バビロンの大富豪の中でも紹介されています。

入金投資法なんて言われたりしていますね。

基本的にはそれに沿った考え方になるのですが、私なりのアレンジをしている方法が2つあります。

月単位での考え方と、長期的な考え方の2つになります。

今回は、もう一つの方法である長期的な考え方について、紹介したいと思います。

変動入金投資法その2:生活防衛資金オーバフロー入金法

生活防衛資金というのを聞いたことがあると思います。

投資は余裕資金でやりましょうとか、生活防衛資金を確保した上でやりましょうとか、そういう話です。

生活防衛資金より多く持っている現金が、余裕資金ということになります。

生活防衛資金は、個人によりその金額は変わってきますので、各人でご判断いただきたいですが、 各月の支出の3ヶ月分とか6ヶ月分とか1年分とか、いろいろあります。

私は、主なライフイベントは概ね通り過ぎましたので、生活防衛資金を給与振込口座に100万円としています。

車を買うとか、結婚するとか、家を買うとかの大型出費がなければ、基本的にはこれで十分すぎるというのが、我が家の過去数年間の実績に基づきます。

旅行に行ったり、入院したりで数十万円の出費があることがありますが、100万円を超える出費はまずないですね。

これまでに一発で100万円をこえる出費は住宅ローン頭金、結婚関係(挙式・披露宴・新婚旅行など)、自動車くらいかな。いずれも20代後半から30代前半の頃、預金残高の範囲内で出せば問題ないでしょう、と思っていたフシがありました。

どれも今思えば、もっと将来のキャッシュフローを考えて、抑えるべき(種銭に回すべし)だったと思います。

追記:将来大型の出費(海外旅行とか子供の大学時の費用とか)を予定する場合は、ライフプランのキャッシュフローに基づいて、生活防衛資金を調整し、イベントの数年前から準備する必要がある点は、ご注意ください。これはもう、各世帯に個別の事情ですので、100万円あればどなたでも大丈夫、というわけではございません。

生活防衛資金オーバフロー入金法のメリットその1:入金額の自動調整機能となる

これはどういうことかといいますと、生活防衛資金が前の月に100万円あった状態で、 普段の平常運転での出費が20万円で手取りが30万円だとすると、 10万円がその月の入金額になります。

例えばある月に冷蔵庫などの大型家電を30万円で買ったとしますと、 100万円の生活防衛資金が70万円になります。

ここから生活費も減りますので、月末給料日前の生活防衛資金が50万円を切るような事態になる場合があります。

そうすると、この月の入金額は0円で、生活防衛資金が100万円に戻るまで、2,3ヶ月待つことになります。

投資への入金よりも、生活防衛資金を回復することが、優先順位は高くなりますので、万が一の事態があってもかなり安心ですね。

早く投資用に入金したければ、生活費を節約するなど一時的な我慢をする必要があるかもしれません。

しかしこれも何年も続くわけではありませんし、生活防衛資金を回復するという目的が明確ですので、節約疲れみたいなことも起きにくいと思います。

生活防衛資金は個人により異なると書きましたが、1年か2年、どれだけの支出になるかを監視すれば、自ずと設定金額が見えてくるかと思います。

我が家の場合、50万円だとちょっと足りなくなる恐れがあり、100万円なら生活防衛資金が最悪で20万円台になったことがありましたがなんとか耐えきった、という感じですね。

生活防衛資金オーバフロー入金法のメリットその2:ボーナス時の入金額が増える

これは自分にとっての感覚的なメリットではありますが、 平常の給与で生活防衛資金が100万円に近い状態にあると、 ボーナスはほぼ全て入金投資できるという状態になります。

生活防衛資金が毎月減っちゃうよという方は、支出が収入に対して多いということなので、支出の見直しが必要です。

そういう場合は、ボーナスで生活防衛資金を補填する事態になってしまい、投資家として買いたい株が買えなく、株価好調時にチャンスを逃す結果となり、悔しい思いすをする可能性があります。

でもやっぱり、生活防衛資金をきっちり確保する、というこが入金額を増やすよりも重要だと思います。

生活防衛資金以上のお金はたまらないので、突発的な豪遊の誘惑にも負けないという点も、記しておきます。

現在の私の入金スタイルは、残業入金法と生活防衛資金オーバフロー入金法のハイブリッド

こんな感じです。

  • 給与口座から残業代を、証券口座に入金
  • 給与口座の生活防衛資金以上の金額を、証券口座に入金(生活防衛資金以下なら入金0)

我が家は結婚・出産・家の購入という金のかかる(かけすぎてしまった感が大いにありますが)ライフイベントは一通り終了していますので、こんな感じで証券口座からの出金はここ数年一度もない状態となっています。

子供が3人になって、そろそろ車を買い換える必要があるので、出金しないといけないかもしれません。お金は使う前提で運用しているので、まあしょうがないですね。

まとめ

2つの考え方というかマイルールを紹介しましたが、どうでしたでしょうか。

特に難しいことはないですが、種銭を作ろうと思ったら適切な生活防衛資金を設定し、支出をコントロールする必要があります。

単純に何も考えず積立でも良いですが、こちらのほうがより種銭を増やそうという気持ちが働いて、能動的に考えることができて、面白いと思います。

残業代がなくなったら、生活防衛資金オーバフロー入金法のみにするだけですね。