Be financial freedom. 経済的自由の探求

お金に縛られない自由を求めて、お金を増やしていく過程を記録します。

感想OUTPUT:アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書 を読んだ感想

こんにちは、株もっちーです。

金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。

要するに読書感想文的な活動ですね。

読んだ本:アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書, アンドリュー・O・スミス (著), 桜田 直美 (翻訳)

Financial Literacy for Millennials: A Practical Guide to Managing Your Financial Life for Teens, College Students, and Young Adults, Andrew O. Smith

原作はこちら。表紙やイラストは日本語版向けにだいぶ変わっているようです。

ミレニアル世代向けということで、For Teens(10代), Collage Students(大学生), and Young Adults(若い大人)とサブタイトルにあるように、高校生向けに限定しているわけじゃなさそうでもあります。

原作が違う本なのかな。

気づいたこと

目次を読むだけでも、なかなか良さそうな内容です。

目次

お金の計画の基本
お金とキャリア設計の基本
就職、転職、起業の基本
貯金と銀行の基本
予算と支出の基本
信用と借金の基本
破産の基本
投資の基本
金融詐欺の基本
保険の基本
税金の基本
社会福祉の基本
法律と契約の基本
老後資産の基本

まえがきには橘玲さんからのこんな記載があって、いいですね。

 高校生のときにこれだけのことを理解していれば、その後の人生はぜんぜんちがったものになるだろう。「やっぱりアメリカはスゴい!」と驚くかもしれないが、じつはこれは半分しか正しくない。
 どんな人生を歩むかを自分で選択するためには、「お金」の知識はぜったいに必要だ。それにもかかわらず、日本の学校はいまだに「お金なんて教育にふさわしくない」という古い考えにしばられたままだ。ここでは、アメリカがずいぶん進んでいる。
 でもアメリカの高校生が、この教科書の内容をちゃんと理解して、大人になってから役立てているかというとそうともいえない。10年くらい前に起きた世界金融危機の原因は、借金で不動産を買いまくったアメリカ人が続々と破産したことだったのだから。

あとは、お金の意味をこのように説明しているのもいいと思いました。

お金とはつまるところ、欲しいものや必要なものを手に入れる手段でしかない。お金のこういった機能は、「交換の手段」と呼ばれている。(「そもそもお金とはなにか」)

貯金とは、単純に言えば「お金を使わないこと」だ。そして、今日お金を使わないということは、明日お金を使う能力が手に入るということを意味する。(この場合、「明日」は「来月」でもいいし、「来年」でも「10年後」でもいい)。(「貯め方より使い方が重要?」)

本当に大切なのは喜びと幸せに満ちた意義深い人生を送ることであり、お金はその手段でしかない。(「バランスの取れた人生」)

典型的な金融詐欺

これについても、ちゃんと言ってくれている所が良いですね。

ネズミ講、ピラミッドスキーム(ポンジ・スキーム)や、ネットワークビジネスシャクリーアムウェイエイボン、メアリー・ケイ、タッパーウェア、プリメリカがマルチ商法の企業として紹介されていました。アムウェイくらいは聞いたことありましたが)。 大学生になりたての頃、どれも同じような仕組みであるということを私も理解するのに時間がかかりました。

私の経験では、宗教っぽいサークルの勧誘もありましたね。大学構内でのアンケートで油断して答えたら、なかなか帰してもらえませんでした。

ネズミ講はだめだと聞いていたけど、ネットワークビジネスの説明ではこれはネズミ講とは違うとかね。。色々言ってくるんですけど、同じでしょう。

仮想通貨についても、否定的ですね。私は少し手を出してしまってますが、、金額をあげないように気をつけたいと思います。

本当に、成人になる前に、一通り教えてほしいものです。

ある程度わかっている方なら、この本を読んでみるのも面白いと思います。

そういえば、日本でも、中学生・高校生向けの教育の内容が発表されていたはず。

行動したこと

日本の情報も少し調べてみました。

中学生・高校生のみなさんへ(金融庁

中学生・高校生のみなさんへ : 金融庁

ザーッと流し見しただけですが、 アメリカの高校生が〜の本に比べると、浅い感じはしますね。

公的保険と民間保険がありバランスが大事と言ってみたり、やクレジットカードのリボ払いに触れてはいるものの、 誰かに忖度しているのか、若いうちに生命保険は不要とか、リボ払いは高金利で使わずに一括払にすべしとか、 取るべき行動をはっきり言ってくれてないところはちょっと不親切だなと思います。

ただ、学んで実践する人はまだまだ少ないのかもしれません。

実際にそれらでお金と関わるときに、これらの知識をベースに自分で調べて使えるものにして行き、自由に自分の意見が言えたり、自分の道を進められる世の中にしていきたいですね。

まとめ

こういうお金の知識、マネーリテラシーを若いうちから体系的に学べるというのは、大事ですね。

自分も色々失敗しながら、わかってきたことを復習できてよかったと思います。