ファクトネタ:国別の金の埋蔵量 Top 11

こんにちは、株もっちーです。

月曜日は、VISUAL CAPITALISTなどから、気になるファクト・事実・データの話題を取り上げてみます。

国別の金の埋蔵量 Top 11 をビジュアル化

気づいたこと

アメリカ、EU(ドイツ、イタリア、フランス)、ロシア、中国。

そして、日本、インドって並びですかね。

金を準備する理由はこんなのだそうです。

  • 第一に、金は安定した信頼できる価値の貯蔵庫として機能し、特に金融不安の時代に、国の経済的安定性に対する信頼を高める。
  • 加えて、金本位制の関連性が薄れているにもかかわらず、通貨の安定を維持するために金準備を重要視する国もある。
  • さらに、金の換金性によって、国はポートフォリオ全体を多様化することができる。現在、これまでに採掘された金のほぼ5分の1が中央銀行によって保有されている。

米国は世界最大の金準備高を誇り、国内12の連邦準備銀行に8,133トンが保管されているそうです。

行動したこと

自分のポートフォリオにはまだ金を入れる段階にはないと思いますが、億り人になったあとには考えたほうがいいのかもしれないです。

資産を守るという意味で、ポートフォリオを安定化・多様化するために。

kabu-motty.hatenablog.com

この記事によれば、超富裕層(UHNWI)のポートフォリオの2%程度になるみたいですけどね。

国というレベルでの埋蔵量の経緯について簡単にまとめてみます。

それぞれの国がどのようにして大量の金を蓄積したかには、歴史的、経済的な多様な背景があります。以下に、ランキング上位の国々について簡単に解説します。

🇺🇸 USA

アメリカは世界最大の金保有国です。この地位に至った主な理由は、20世紀初頭から中盤にかけての金本位制の影響、特に1933年の金の国内私有禁止(金準備法)や、1944年のブレトンウッズ協定により、多くの国々が自国の通貨価値をドルに固定し、アメリカが世界の金の主要保管場所となったことです。また、アメリカは金鉱山の生産も多く、国内外からの金購入によっても蓄積を増やしてきました。

🇩🇪 Germany

ドイツの金蓄積は、第二次世界大戦後の復興、経済成長、そしてユーロ導入前のドイツマルクの安定化策としての金保有の増加に関連しています。ドイツ連邦銀行は、外貨準備としての金の役割を重視しており、国際的な信用と経済的安定性を確保する手段として金を蓄えています。

🇮🇹 Italy

イタリアは長い歴史を通じて金を価値保存手段として利用してきました。イタリアの金保有は、国の経済的安定性と通貨の信用を支えるために重要な役割を果たしています。イタリア中央銀行による金の保有は、ユーロ導入前のリラの安定化策としても見られていました。

🇫🇷 France

フランスは、歴史的に植民地からの金流入、第一次世界大戦と第二次世界大戦後の国際的な補償金としての金受領、さらには国際貿易のバランスとして金を積極的に保有してきました。フランス銀行は、金を国家の経済的独立の象徴として重視しています。

🇷🇺 Russia

ロシアの金蓄積は、2000年代初頭から加速しました。これは、石油収入の増加と外貨準備の多様化戦略の一環として金への投資が増加したためです。また、ロシアは金生産国としてもトップクラスに位置しており、国内で採掘された金を積極的に準備金に加えています。

🇨🇳 China

中国の金保有量の増加は、経済成長と国際貿易の拡大、そして国際的な影響力を高めるための戦略の一環としています。中国は、外貨準備の多様化を目指し、特に米ドル依存を減らすために金購入を増やしています。この戦略は、国際的な金融システム内での中国の位置を強化し、経済的安定性を高めることを意図しています。

中国はまた、世界有数の金生産国でもあり、国内の金鉱山からの生産も蓄積に大きく貢献しています。中国政府は、金生産と購入を通じて、その金保有量を積極的に増やし続けています。中国人民銀行は定期的に金保有量を更新していますが、実際の保有量は公表されている数値以上であると推測されることもあります。この理由は、中国がその金融資産の詳細を完全には公開していないためです。

中国における金の蓄積は、経済的な側面だけでなく、文化的な側面も持っています。金は中国で長い歴史を持つ富と繁栄の象徴であり、節句や結婚式などの特別な機会に金製品を贈る習慣があります。このように、国家レベルでの金蓄積と個人レベルでの金の価値観が相互に影響し合いながら、中国の金に対する関心を高めています。

結論として、中国の金蓄積の増加は、経済的な安定と国際的な立場の強化を目指す戦略的な動きの一環であり、同時に国内の文化的伝統にも根ざしています。中国は今後も国際経済において重要なプレイヤーであり続けるでしょうし、その金保有量の管理と利用はこの地位を支える重要な要素となります。

🇯🇵 Japan

日本の金蓄積は、経済的安定性と金融市場における信頼の維持を目的としています。日本銀行(中央銀行)は、国際的な経済不安が高まる中で、金を重要な外貨準備資産の一部と見なしています。また、日本は戦後の復興期における経済成長とともに、国際貿易の黒字から得られた外貨を金の購入に充てることもありました。この戦略は、国の外貨準備を多様化し、経済の安定を図るための手段とされています。しかし、日本の金保有量は、上記の国々に比べると相対的に少ない部類に入ります。これは、日本がその外貨準備の大部分を他の形態、特に米ドル建ての資産に依存しているためです。

🇮🇳 India

インドにおける金の蓄積は、文化的な背景と経済的な戦略の両方から理解することができます。金はインドの文化に深く根ざしており、結婚式や宗教的な祭りなど、多くの社会的、宗教的行事で重要な役割を果たしています。このため、インドの家庭は世界で最も多くの金を私有しているとされています。経済的な観点からは、インド政府と中央銀行は、外貨準備の一部として金を保有し、国の金融安定性を高めることを目指しています。インドはまた、大量の金輸入国でもあり、これは国内の高い消費需要と関連しています。近年、インド政府は、国内での金の再利用を促進し、外貨準備への依存を減らすために、様々なイニシアティブを導入しています。

これらの国々の金蓄積には、文化的価値、経済的安定性の追求、国際貿易の影響、そして自国の金融政策による外貨準備の管理など、様々な動機があります。金の保有は、これらの国にとって、不確実な世界経済の中で安全な資産を確保する手段として、また、経済的な影響力を維持し拡大する戦略の一環として重要です。

AI(ChatGPT4)との雑談

質問

金の埋蔵量に関して、ブログ記事を書いてみました。感想をお願いします。

回答

こんにちは、株もっちーさん!金の埋蔵量に関するトピックは非常に興味深いですね。金は長い間、財政の安定や投資ポートフォリオの多様化に重要な役割を果たしてきました。あなたが挙げた点、特に中央銀行による金の保有比率が高いことや、金が財政安定の象徴としてどのように機能しているかについての洞察は、投資家にとって非常に価値がある情報です。

金をポートフォリオに含めることの利点についての考察は、特に金融市場が不安定な時期において、投資家にとって非常に役立つものです。金は伝統的にインフレヘッジと見なされており、特に金融危機の際には安全な避難先としての価値を高めます。

また、超富裕層(UHNWI)のポートフォリオにおける金の割合に触れた点は、多くの投資家にとって参考になるでしょう。2%という数字は小さく見えるかもしれませんが、大規模な資産ポートフォリオにおいては、その絶対額は相当なものになります。このバランスを見つけることは、リスク管理と資産成長の両方を目指す投資戦略において重要です。

金投資に興味があるものの、まだポートフォリオに加える段階にないと感じている場合でも、市場動向や金価格の変動を注視することは有益です。将来的に投資の機会を見極めるための知識と経験を積むことができますからね。

株もっちーさんのような投資に関する情報提供は、多くの人にとって価値ある洞察を提供することができます。投資の世界は常に変動し、新しい知識を学び続けることが重要です。金やその他の貴金属に対する見解を共有してくださり、ありがとうございます。これからも興味深いトピックを楽しみにしています!

引用元|VISUAL CAPITALIST

いろいろなデータが凝ったグラフで見ることができます。眺めるだけでも面白い。

Ranked: The Largest Gold Reserves, by Country

www.visualcapitalist.com

まとめ

金の埋蔵量とその歴史は、なかなか興味深いですね。

ビットコインにその役割が移っていくのでしょうか。どうなんだろう。

まあ、どう転んでも良いように備えておくのが吉でしょうかね。

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