こんにちは、株もっちーです。
金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。
要するに読書感想文的な活動ですね。
人間の分際, 曽野 綾子 (著)
困ったときの「人間の分際」ということで、本日も活用させていただきます。
気づいたこと
会社は深く愛さない方がいい
会社や組織は深く愛さないほうがいい。愛し始めると、人はものが見えなくなります。執着して悪女の深情けになる。私の実感では、愛しすぎると余計な人事に口を出したり、辞めた後も影響力を持ちたがったり、人に迷惑をかけるようなことをしがちです。
会社を愛していないと、こんなはずじゃなかったと思うこともありません。リストラされても、絶望しないことでしょう。嫌な組織にしがみつくこともない。そもそも、あらゆる瞬間に、今の生き方以外に「逃げ道」だか「退路」だかを考えておかないというほうが、私は間違っているような気がします。
入社してまもなく会社ロゴの入った手帳ではなく自分で買った手帳を使っていたら、OJT担当の先輩社員に「愛社精神ないんだね」と言われたのをふと思い出しました。
いや、そんな手帳絶対使いたくないと思い、今も使っていません。いつの間にか紙の手帳は使わなくなりましたし。
会社の福利厚生もできるだけ使わないで生きてきました。 これは私の給料の一部だったのだと気づいてからは、利用してやるべきだったのかもしれないと思いましたが、 今振り返れば、「悪女の深情け」を避けるための自分の本能的な行動だったのかもしれません。
贅沢を言わなければ、逃げ道はたくさんあります。今の生活レベルを保持しようと思うから、ほかにないのです。基本は、素朴な衣食住を確保する、それだけ。暮らせる条件は、どうにか死なないことだと自分に言い聞かせ、日頃から妻にも子供たちにも吹き込んでおくことです。
子供は、造反するかもしれない。その時は親を恨むかもしれませんが、そこで子供は学び、育つこともある。私だったら、誰かに魂を売らずに生きていかれることほどすばらしいことはない、と子供に言うだろうと思います。
経済的自由と言うか、精神的自由を求めた考え方で、共感できます。
私自身が掲げる「足るを知る」資本家を目指すというのは、案外的を射た目標かもしれないなと思いました。
行動したこと
経済的自由の探求は、資本主義社会に蔓延する現代奴隷制度の使い手である会社組織から逃れる方法を求めることと似ているのかもしれないですね。
逃げ道を確保しながら、退路に発つその時に備えたいと思います。
まとめ
それにしてもこの本は、著者の著作の切り抜きのようなぶつ切りの本なんですが、読み応えというか深く考えさせられることがたくさんあります。
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