こんにちは、株もっちーです。
経済的自由の探求小説の続編です。
まずは、月1くらいのペースを目指します。
皆様の投資経験も振り返りながらお楽しみください。
前回まで
小説:経済的自由の探求〜序章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第1章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第2章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第3章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第4章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第5章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
まとめて読みたい方はこちらの書籍もどうぞ
1~5章をまとめてKDP出版した本になります。
短くて、20ページくらいですぐ読めます。
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第6章:暗闇の中の光
カモノハシの助言はありがたいが、手間がかかるな。 株もっちーは、これまでさまざまな投資手法を試してきたが、最近、彼の心の中には「資産運用ってめんどくさい」という思いが芽生えていた。複雑な市場の動向を追い、タイミングを見計らって売買することは、確かに疲れる作業だった。株もっちーは、もっと楽に資産を増やせる方法がないかと考え始めた。
そんな時、彼の耳に入ったのは、ロボットによる自動運用の話だった。 人間の手を借りず、AIが代わりに資産を管理し、最適なポートフォリオを組んでくれるという。 株もっちーは、そのアイデアに惹かれた。 これなら、労力をかけずに資産を増やせるのではないかと期待を抱き、「これに資産を突っ込んでいこう」と決意した。
しかし、運用を開始してからしばらくして、株もっちーはあることに気づいた。 自動運用サービスでは、毎月1%の手数料が引き落とされていたのだ。 これに疑問を感じた彼は、詳しく調べてみた。 驚いたことに、買っている商品の手数料はたったの0.1%ほどであるのに、 なぜロボット運用にはその10倍もの手数料がかかるのか理解できなかった。
その夜、株もっちーの耳元で、「自分でもできるよ」と囁く声が聞こえた。 それは、穏やかで落ち着いた声だった。
夜の闇に目が慣れてくると声の主がわかった。フクロウだった。
フクロウは、ロボットにブラックボックス化された投資の正体を見抜いているかのように、株もっちーに再考を促していた。
「確かに、株式・債権・不動産・金の4つのETFくらいなら、自分で選んで買えばいいのかもしれない」と株もっちーは思い直した。 手間はかかるかもしれないが、自分で管理すれば、無駄な手数料を払うこともなくなるだろう。
この経験を通じて、株もっちーは資産運用の本質を再確認した。 楽を求めすぎると、逆に不利な条件に縛られることがある。 しかし、自分の手で運用することで、より効果的に資産を増やすことができるのだと気づいたのだった。
「気づいてよかったのかもしれない」と彼は静かに思い、次の一歩を踏み出す決意を新たにした。
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