Be financial freedom. 経済的自由の探求

お金に縛られない自由を求めて、お金を増やしていく過程を記録します。

小説:経済的自由の探求〜第5章〜

こんにちは、株もっちーです。

経済的自由の探求小説の続編です。

まずは、月1くらいのペースを目指します。

皆様の投資経験も振り返りながらお楽しみください。

前回まで

小説:経済的自由の探求〜序章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求

小説:経済的自由の探求〜第1章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求

小説:経済的自由の探求〜第2章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求

小説:経済的自由の探求〜第3章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求

小説:経済的自由の探求〜第4章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求

第5章:掃き掃除の哲学

安定を求める株もっちーが次に目を向けたのは、不動産投資だった。「安定といえば不動産だろう」と、彼は市場の変動に左右されず、確実な収入が期待できる不動産への投資を考え始める。しかし、大きな問題が立ちはだかった。不動産を買うには莫大な初期資金が必要だが、彼の手元にはそのような金額がない。どうすればいいのかと悩んでいたある日、彼はマンションの駐車場で一風変わった光景を目にした。

年老いたカモノハシが、一心不乱に駐車場の掃き掃除をしていた。手慣れた様子で、駐車場の落ち葉やゴミが片付けられていく。手入れされた駐車場とは、見ていて気持ちが良い。

カモノハシは水中と陸の両方で生活できる稀有な生物で、その適応力と持続性は不動産投資にも通じるものがあると感じた彼は、もしかするとこのカモノハシがマンションのオーナーかもしれないと思い至った。

掃除する姿を眺めながら、株もっちーはどうやって声をかけようかと考えていた。彼は勇気を出して近づき、控えめに声をかけた。「すみません、不動産投資に興味があるんですが、資金がなくて…」

カモノハシはほうきを止めて株もっちーを見上げた。「不動産投資か。金がなければ直接買うのは難しい。だがな、他に方法がある。」彼の声は穏やかで、話し方にはゆったりとした落ち着きがあった。

株もっちーは興味津々で尋ねた。「他の方法とは何ですか?」

「J-REITじゃ。日本の不動産投資信託だ。少ない金から始められるし、直接不動産を持たなくても、賃貸収入に相当する分配金を得られる。市場で株と同じように売買もできるからな。」

株もっちーは目を輝かせた。「それは素晴らしいですね!投資に関するリスクはどのくらいですか?」

カモノハシは再びほうきを動かしながら答えた。「全ての投資にはリスクが伴う。市場の変動、物件の価値の変動、経済情勢に左右される。だが、適切に選べば、安定した収入源になる可能性もある。自分でよく研究して、賢く投資することが肝心だよ。」

「ありがとうございます。ところで、自ら掃除をされているのは、どんな意味があるのですか?」

「自ら掃除をすることで、物件の状態を常に把握できる。それは投資で言う、市場の動向を常に観察することに等しい。細部にわたる注意が成功をもたらすのだ。」

株もっちーは感謝の言葉を述べながら、この新しい情報をもとに、自分でもJ-REITについてさらに調べてみることを決意した。カモノハシの提案が、彼の投資人生において新たな扉を開く一助となったのだった。

なぜカモノハシと話せたのか、などという疑問は、株もっちーの頭には浮かばなかった。

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