こんにちは、株もっちーです。
金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。
要するに読書感想文的な活動ですね。
読んだ本:ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts), 小川 仁志 (著)
気づいたこと
経済的自由の自由部分に深く関わるリベラルアーツ本ということで、読んでみました。
ちなみに以前、こんな記事も書いていますので、ご興味あれば。
「ビジネスエリートのための!」という前書きが、私の志す「足るを知る資産家」と相反するような気もしたのですが、 まあ多様性の時代ですから、あまり気にせず読んでみました。
内容としては、30人の歴史的な哲学者の紹介と、 21世紀の問題に対する代表的な意見というか、最近の潮流を紹介しているような本でした。
あとは、やたら哲学カフェを推している点が少し気になりました。
30人の哲学者
紹介されていた方々とそのポイントは、こんな感じでした。
聞いたことないような考え方もいろいろあります。たくさん学ぶことがあってよかったです。
- ソクラテス|問答法
- プラトン|イデア
- アリストテレス|フィリア
- デカルト|方法的懐疑
- スピノザ|汎神論
- ホッブス|万人の闘争
- ルソー|一般意志
- ベンサム|功利主義
- ロック|タブラ・ラサ
- カント|批判
- ヘーゲル|弁証法
- ショーペンハウアー|意志の否定
- マルクス|史的唯物論
- レヴィ・ストロース|構造主義
- ニーチェ|超人
- ウィトゲンシュタイン|分析哲学
- フッサール|現象学的還元
- ハイデガー|世界内存在
- サルトル|実存主義
- メルロ・ポンティ|身体の両義性
- フーコー|パノプティコン
- ドゥルーズ|リゾーム
- デリダ|脱構築
- デューイ|プラグマティズム
- レヴィナス|他者
- ロールズ|正義論
- アーレント|活動
- ハーバーマス|コミュニケーション的行為
- ネグリ|マルチチュード
- メイヤス|思弁的実在論
21世紀の問題
こんなこと。2018年出版時点です。
ただ言葉を紹介するだけでも能がないので、私の超浅い一言感想を添えておきます。
AI
第6次ブームでしたっけ、ついにマイクロソフト製品にも搭載されるようですし、 仕事で使う人やAIネイティブな今の学生・子どもたちが使いこなすようになると、 色々変わってくるんじゃないかと思います。
私が学生だった頃のヤフーのディレクトリ型検索から、Google検索で圧倒的に検索しやすくなった時代を思い出します。
インターネット
もう大分普及しているし、切り口が広すぎる。SNSの方が哲学的には問題だと思いますね。
監視社会
中国のカメラ監視社会とか、すごいと思います。 監視を強化すると自由が奪われていく、この二律背反をどううまく扱っていくのか。
この流れはどうしようもないんかな。 別にタックスヘイブンでマネー・ロンダリングしようと思っているわけでもないので、 マイナンバーカードも作ってしまったし、私の資産も監視社会のものであります。
私の体も今増やしている資産も、すべては宇宙からの借り物である、そんな考え方で生きていきたいと思います。
バイオテクノロジー
ここ10年のヘルスケアセクターのイノベーションを取り上げました。
老化が病気として解決され、不老不死が現れたらどんな世の中に成るんでしょうか? LIFE SPANという本の感想で少し触れました。
長期投資は時間が一番大事なら、長生きした人ほどお金持ちになれますからね。 上位1%の年長者(平均年齢150歳)が、世界の資産の99%を保有している、という世界が来るかもしれません。
環境問題
なんだろうな。温暖化とかかな。
人工的な世界で人類の繁栄を取るか、自然に帰るのか。
まあ、100年後くらいには世界人口は減っていくみたいだし、いずれいい感じのバランスに成るんじゃないでしょうか。
資本主義
歩いたり・広告見たり、何でもお金に変えようという究極系なのか?「死亡債」なんていう商品があるみたいです。
まあ、ここまで来ると行きすぎでしょうと思いますね。
グローバリゼーションとナショナリズム
国を超えた一企業が、国家をもコントロールできるほどに成長していますね。 世界の境界が、曖昧になっている気がします。
宗教対立
最近、仏教に興味を持っています。
テロ
過激な行動を取らざるを得ないまでに、人を追い込まない社会にしたいですね。 いまなら、やっぱり減税でしょと思います。
ポピュリズム
ちょっとよく理解できていないので、本から抜粋。
ポピュリズムとは、一般に大衆迎合主義とも訳される通り、政治が大衆に迎合しようとする態度のことである。
実際には民衆のいうことをそのまま聞くのではなく、民衆から共感を得るようなレトリックを駆使することで、逆に政治家自らが望む変革を実現するカリスマ的な政治スタイルであるといえる。
トランプ大統領はわかりやすかった気がしますが、日本の場合はどうなんでしょうね。 カリスマ的なリーダーが出ないように、既得権益を持つ政治家や官僚に支配されているってことなんでしょうか、わかりません。
行動したこと
哲学カフェ、ちょっと気になって、サイトとか見てみたんですけどね、 みんなで一つのテーマを意見交換するというなんかその集まりに、 引いてしまう自分を発見しました。
紹介されていた本は面白そうなものが色々あったので、読んでみたいなと思いました。
まとめ
結局は、自分の頭で考えることこそが「哲学する」ということであると理解しています。 そのために先人の知恵や、一見受け入れがたい過激、奇抜な意見にも、 耳を傾けてみましょうということなのかもしれません。
なかなか新たなコミュニティに入っていけない感じですので、 一人ブログで呟いていきます。
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