こんにちは、株もっちーです。
経済的自由の探求小説の続編です。
まずは、月1くらいのペースを目指します。
皆様の投資経験も振り返りながらお楽しみください。
前回まで
小説:経済的自由の探求〜序章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第1章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第2章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第3章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第4章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第5章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
小説:経済的自由の探求〜第6章〜 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
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第7章:視界を広げ、空高く飛ぶ
株もっちーは、フクロウとの出会い以来、考えることがあった。
「米国株ETFを使ったインデックス投資が便利そうだな」と。 彼は、日本国内の投資信託に対してあまりいい思い出がなかったため、これまで投資信託には慎重だった。 日本株での失敗は、心の中に深い痕跡を残しており、彼は日本の市場に偏った視野を持ち続けていた。
そんなある日、株もっちーは書店をふらりと歩いていた。 さまざまな投資に関する本が並ぶ棚を眺めていると、彼の前に現れたのは一羽のハクトウワシだった。
そのワシは天井から舞い降りてくるかのように静かに近づき、本棚の上で翼を広げた。 彼の鋭い目つきと堂々とした姿に、株もっちーは書店にいることも忘れ、驚きながらも目を奪われた。
「S&P500に注目しろ」と、ハクトウワシは言いながら、1冊の本を彼に手渡した。 株もっちーはその本を手に取ってページをめくり始めたが、眉をひそめた。 「怪しいな、そんなに上手い話があるわけないだろう」と思った。
ワシは静かに株もっちーを見つめ、空を指し示した。 次の瞬間、彼の目の前に一枚のグラフが浮かび上がった。 それはS&P500の長期の成長曲線だった。 年々、右肩上がりに成長していくそのグラフは、これまで彼が知っていた日本のインデックスとは全く異なるものだった。
「日本のインデックスと比べると、まるで違う成長具合だな…」株もっちーは、その差に驚き、心の中でつぶやいた。
「これまで投資先に日本しか目を向けていなかったことに気づいたよ」と、株もっちーは思い返すように言った。 彼の頭の中に浮かんだのは、自分の日常生活に欠かせない数々の米国企業のサービスだった。 スマホ、ネット通販、そして日々利用するソフトウェア。 すべてが米国の企業によって提供されているじゃないか。 彼の中で、一つの大きな転換が起きた。
「目が覚めたようだな、視野を広げ、より高いところから市場を見ろ」とハクトウワシは鋭い目で彼を見つめ、そう囁き、静かに飛び立っていった。
何だこの書店は、鳥カフェ併設でも無さそうなのに。 そんな疑問はどうでもいい、手に取っていた「株式投資の未来」の代金を払い書店をあとにする。
ハクトウワシの言葉に奮い立った株もっちーは、本を1晩で読み終えると、すぐにETFについて調べ始めた。 S&P500、ナスダック、ダウジョーンズなど、米国の指数はもちろんのこと、セクター別、テーマ別、アセット別と、 無限とも言える豊富な選択肢に圧倒された。 配当狙いのもの、レバレッジを効かせたもの、カバードコール戦略のものまで、ETFの世界は広く、奥が深い。
「何だこの豊富なラインナップは!」と驚きながらも、自分がこれまでいかに狭い視野で物事を見ていたかに気づかされた。 これまで日本市場に固執していた彼にとって、まるで大空に解き放たれたような感覚だった。
ハクトウワシの最後の言葉を思い出していた。 視野を広く持ち、冷静に市場全体を見渡すことが、今後の投資成功の鍵だと悟った。
こうして株もっちーは、米国株ETFを通じて、広がる新たな投資の可能性に目を開き、さらなる高みを目指す旅に乗り出した。
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